熊本県和水町で震度5弱「1月3日の震源近く」余震活動が継続
26日午後、熊本県で発生したマグニチュード(M)4.4、最大震度5弱の地震について、気象庁は会見を開き、「震源は、今月3日に最大震度6弱の地震が起きた震源に近い」として、余震活動が現在も継続していることを明かした。
この地震は、26日午後2時16分、熊本県熊本地方でM4.4を観測し、和水(なごみ)町で震度5弱、九州の広い範囲で震度4〜1の揺れがあった。震源の深さは約10キロ、南北に引っ張る力(張力)によって引き起こされた地震だった。
気象庁によると今回の地震は、今月3日に発生したM5.1、最大震度6弱の震源の近くで発生している。震源付近では今月21日にも最大震度2の地震が発生するなど、地震活動は続いていて、地盤が緩んでいるおそれがあることから、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているので、引き続き注意が必要だという。
今月3日夜に発生した地震をめぐっては、2016年の熊本地震とは直接関係がなく、これまで知られていない活断層が引き起こした可能性が高いとみられている。
その前に北海道でも午後2時08分ごろ、根室半島南東沖でM3.6の地震が発生し、北海道根室市で震度2の揺れを観測した。
この地震の震源地は根室半島南東沖で、震源の深さは約50キロ。この地震による津波の心配はない。