アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

バイヨンヌへ その1

2013年02月11日 | フランス Bordeaux~Paris
今日ははなあーとでの和綴じ本を作るワークショップでした。
参加していただいた方、本当にありがとうございました
私も楽しかったです。また機会があったらぜひ!


では、いよいよ終盤に入ったボルドー日記に戻ります

11月28日

昨日、担当のワークショップが終わったことで一安心し、今日はお出かけ。
本当は受付をしなくてはいけない日だったのに、1日だけお休みをいただいた。
先日、日帰り旅行をお誘いいただいたテキスタイルアーティストの方と
バイヨンヌ(BAYONNE)へ行ってきた。

8時15分集合でまずはボルドー(Bordeaux-St-Jean)駅へ。
歩いて行ったが、けっこいう歩きにくい道で15分くらいかかったかな。
フランスで列車に乗るのは初めてだったので、いろいろ教えていただきながら
TGVの予約をして切符を買い、黄色い機械でパチンと刻印して列車を待つ。
思っていたよりも大きな駅だった。



2時間ちょっとでバイヨンヌに到着。あいにくの小雨模様で傘が必要だった
まず、インフォメーションセンターに行きマップをもらうが、駅からインフォ
メーションセンターまでも10分以上歩く。バイヨンヌには小さいバイヨンヌ
(PETIT BAYONNE)と大きいバイヨンヌ(GRAND BAYONNE)があること
を知り、まずは大きい方を散策。

特にここを見たいとか行きたいとかでなく、ぶらぶら歩きながら城壁や教会に
入ってみたり、お店をのぞいてみたりした。

 美しいステンドグラスがいっぱい

 





なぜバイヨンヌかというと、ボルドーから日帰りで行けて、なんか良さそうな
街だから。バイヨンヌはボルドーから南にあり、スペインとの国境に近い場所
なのだが、本当はもっと時間があればピレネー山脈のふもとの方まで行って
みたかった。フランス映画『きつねと私の12カ月』を観て、フランスの山間の
街に興味があったから。時間がないのでしかたがないけど、バイヨンヌも
ボルドーとは違い、バスク地方のデザインや食べ物があって日帰り旅行には
ちょうどいい街だった。

 花柄がかわいい回廊

小雨の降る中、街を歩き、お昼になったのでランチを食べた。イタリア系の
レストランで小さいけどかわいらしくおいしいお店だった。味は濃い目で
私は大丈夫だけど、関西から来ている作家さんはちょっと濃く感じたようだ。
やっぱ名古屋は味が濃いんだなあ

かわいくておしゃれなお土産&雑貨屋さんをまわり、私は予定外の買い物を
してしまった。ターコイズブルーのニットのワンピース。テキスタイルの
デザインの先生が「あなた似合うわよ~」と勧めてくださって、調子にのって
試着をして確かにフォルムがかわいいけど、日本でひとりだったらきっと
買わないだろうなあという感じ。あまり着たことない色でどう合わせるのか
よくわからないから。

 ワンピースを買ったお店の前で

でも、私の大好きな『風の谷のナウシカ』のナウシカが着ている服に似て
いたので、つい。。。支払の時に、どこで作られたのかお店の人に聞いたら
「チベットかネパール」ってい言われ「え~、ここまで来て~アジア~
って思ったけど、ちゃんと調べてくれたら本当はスペインのブランドとのこと。
小さなカタログみたいなのもあって、そのデザインもかわいかった。




つづく
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ワークショップの日

2013年02月05日 | フランス Bordeaux~Paris
11月27日

今日はワークショップの担当の日。ドキドキ!

準備のために早めに会場に行ったら、会場の裏道で前を歩いていた女性が
ひったくりに遭うのを見てしまった!若い男性がこっちをちらちら見たり
あやしい動きをしているなと思っていた時、話をしている女性の携帯電話か
スマホをひったくって走って逃げたのだ

盗まれた女性が大声を出してひったくりを追いかける。あっと思った瞬間私は
一瞬「写真撮りたい!」と思ってカメラに手を伸ばしたが、いけないいけないと
思いなおし、無駄だとわかっていながら一緒に追いかけてみた。会場の前の
通りを工事していたおじさんたちも私の前を追いかけていたが、結局
逃げられたようだ。別の意味でドキドキが重なった

そんな経験をしたあと、ワークショップの準備をし、時間がないので、近くの
ラーメン屋さんでお昼を済ます。このラーメン屋さんは人気のようで、いつも
お客さんが列を作っている状態。フランスの人もラーメン好きなんですね



2時からワークショップ。フランスではアトリエという。参加者は10人。
友禅紙を表紙に使い手のひらサイズの和とじ本を作った。みさなん、その柄を
気に入ってくれたようだ。すでに穴は開けてあるので、糸を通した製本用の
針でとじていく作業。メモを取りながら真剣に話を聞いてくださり、作業を
楽しまれたようで終わった時は本当に安心した





参加されたみなさんに感想を書いてもらい、先日フランス語の先生が訳して
くださった。とてもうれしいメッセージが書かれていた。

作業中、たくさんのメンバーにお手伝いしていただいき、本当にありがとう
ございました

ワークショップが終わった後、手先を寒そうにしていたご婦人がいらしたので
私のポケットに入れていた使い捨てカイロを貸してあげたら、「わー、とっても
日本っぽい」と言われた。フランスでも売ってるそうだが値段が高いらしく
あまり使っている人はいないようだ。

その日の夜、ミセスNさんのご夫妻が夕食に誘ってくださった。私がおいしい
フォーが食べたいと言っていたからミセスNさんがネットでいろいろ探して
くれていたのだ。



向こうに行って誰かと一緒に夕飯を食べるのは始めて。
とても楽しいひと時だった。ありがとうございました。


その和綴じ本を作るワークショップを来週開催します

・日 時  2月11日(月・祝) 10:00~12:00
・場 所  はなあーと(名古屋市天白区元植田1-907)1階
・参加費  3,000円(材料費含む)
・定 員  8名(要予約)
・持ち物  不要

お申し込みは左側の「メッセージを送る」からどうぞ!

はなあーとはとても素敵なお花や雑貨のお店です。
今後、こちらの教室で「アトリエここるぴあ」のいろいろなワークショップを
おこなっていく予定です。まずは1度体験してみませんか?

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初めてのお一人様ランチ

2013年02月02日 | フランス Bordeaux~Paris
ボルドー日記の前に、ワークショップのお知らせを

昨年フランスでおこない好評だった和綴じ本のワークショップを開催します。
綺麗な和柄の紙を表紙に使い、製本用の針と糸で綴じていきます。
初心者向けの内容なので、どなたでもお気軽に参加してくださいね

・日 時  2月11日(月・祝) 10:00~12:00
・場 所  はなあーと(名古屋市天白区元植田1-907)1階
・参加費  3,000円(材料費含む)
・定 員  8名(要予約)
・持ち物  不要

お申し込みは左側の「メッセージを送る」からどうぞ!

はなあーとはとても素敵なお花や雑貨のお店です
2階には女性に大人気のカフェもありますよ

今後、こちらの教室で「アトリエここるぴあ」のいろいろなワークショップを
おこなっていく予定です。まずは1度体験してみませんか?




11月26日

朝、会場に向かい歩いていたら、雨が降ってきたどうもこちらは雨の多い
時期で、特に朝方降ることが多いみたい。寒くないからまだよかったけど、
この暖かさも今年は珍しいみたいで、現地の人が、今年の気候は1カ月ずれて
いると言っていた。

教会に着いたら、なんと入口に面した細い通りが工事中で通れない。
えーっこれでは人が来ないでしょうという不安がよぎる。音もうるさいしね。
実際はちゃんと来てくださる人もいるのだけれど、あまりいい感じはしない。
知らない人が「ちょっと入ってみよう」という気にはならないだろうな~。

そして、今日は初めて一人で外食をしてみた

写真家の方が見つけたというオススメのお店を教えてもらい、小雨の中一人で
行ってみたのは Les Ronds de Serviette というランチのみの営業のお店。
タイルのテーブルもかわいらしく、雰囲気もよく、そして味もよかった。


前菜はかぼちゃのスパイシーなスープとチーズのパンみたいなの。メインは
柔らかい鶏肉と甘くソテーされたようなオニオン。そしてポテトのキッシュ
みたいなのが添えられていた。デザートのチョコムースももちろん!
素敵なお店を教えていただいてありがとうございました。

 かぼちゃのスープ

 メインの鶏肉のお料理

ランチ後は会場に戻ってワークショップの準備。夜はスーパーで買い物をして
自炊をするための食材を買った(結局まともに自炊したのはこの日だけだった)

メニューは登茂美先生が教えてくださった、太いネギをバターしょうゆでソテー
したもの。マッシュルームも入れてみた。おいしかったけど、換気扇がわからず
部屋中ネギの匂いがしてしまった。

夕食後は、誘っていただいた日帰り旅行の計画をたてに、別のお部屋を訪問。
列車でバイヨンヌBayonneへ行くことになった。何があるのかわからないけど
楽しみ。

そして、明日は和綴じ本のワークショップ!
フランスの方々にも喜んでもらえるといいなあ。
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コラム:フランスとボルドーの街のこと

2013年01月31日 | フランス Bordeaux~Paris
ボルドー日記からはなれて、ボルドーの街について思ったことを

私は今までフランスに行きたいと思ったことは一度もなかった。
ヨーロッパにも行ったことなかったし、行きたいと思ったこともなかった。
一人でトレッキングのために海外に行くことはあっても、オセアニアだったし
世界史が苦手だったので、歴史のある町は日本だけで十分だったし

そんな私が和紙を始めたことで展覧会のため2回も一人でフランスに行っている。
今はフランス語のレッスンも続けている。基本的に田舎街が、日本で言うと
里山みたいなところが好きなので、特にパリなんて全く興味なかったのに、
初めてのヨーロッパはパリだったし、自分の書いた本が翻訳されたのも
英語ではなくフランス語だ。

3年前のパリでの展覧会、そして、今回のボルドー
自分が選んだ場所ではないけれど、こんな風に縁あってフランスと繋がっている。


そして、私が今回ボルドーに滞在して思ったこと。

まず到着した夜には「ボルドーの人は親切だな~」ということ。前にも書いたが
道を聞いても(聞いてなくても!)積極的に教えてくれる人が多いこと。

でも滞在中、ずっと思っていたのは、聞こえは悪いかもしれないけれど、
「なにか得体のしれない街だな~」ということ。

なぜかと言うと、まず平日の昼間から、学生でもなく会社勤めでもないような
観光客にも見えない感じの大人がたくさんうろうろしているということ。
街の中心部分は、2日も歩けば、ほとんどの通りを覚えてしまうくらいの
大きさなのだが、そこにたくさんのお店が並んでいて、毎日たくさんの人が
歩いている。週末はお祭りかと思うくらいたくさん!

特に夜の通りのイルミネーションの写真を撮ると、「イルミネーション・
たくさんの人・そして時々トラム
」みたいな写真ばかりになる。

 通りごとに違うイルミネーション

 市庁舎の前のあたり

 トラムが曲がるところ

 ずっと向こうまで人人人

 ほらっ!トラム


なんか、昔のファイナルファンタジー7 あたりに出てくる街のようだと思った。
毎日たくさんの人がいて、でも、一本道を入ると急にさびしい感じになったり、
同じ物乞いの人がだいたいいつも同じ場所にいたり、定期的にちゃんとバスや
トラムが通って行って。。。

そんな、おとぎ話や物語にに出てくるような、不思議なほどシンプルというか、
古いのか新しいのかよくわからない、私にとって「得体のしれない街」でした。
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ボルドーでの初めての外食

2013年01月25日 | フランス Bordeaux~Paris
11月25日のつづき

ホテルの引っ越しを済ませ、会場へ。
受付で同席した神戸在住の服飾関係の作家さんが、私がまだ一度も外食をした
ことがないと言うとランチに連れ出してくれた。日曜日だから閉まっている
お店も多く、会場の近くのタイ料理屋さんでパッタイを食べた。量が多いが
おいしくいただいた。ありがとうございました。外国で一人だと、なかなか
お店に入って外食する気にならないので、いい経験ができました

今朝は、小原から来ていて一緒に夜のクリスマス市を歩いた方が帰国し、
明日はこの作家さんも帰国するとのことで、そういう話を聞くと、ちょっと
さびしい気持ちになった

しかし、そのあと、同じホテルに滞在中の関西から来ている服飾デザイナーの
作家さんお二人が一緒に日帰り旅行に行かないかと誘ってくださった
ワークショップの担当があるし、時間が合えばぜひ行きたいとお伝えした。
今回はボルドー以外に出かけることは全く考えていなかったので、
ちょっとワクワク!

その日帰り旅行記は後日たくさんの写真とともに紹介します


会場では、私の作品を長い時間見ていらっしゃる人には積極的に話しかけてみた。

私は私が作った本をじーっと読んでいる人を少し離れた所からそっと見ている
のが好きだ。今回も基本的にはそんな感じ。でも、今回は少しだけど覚えた
フランス語を使って、なんとか日本のこと、和紙のこと、作品のこと、そして
その作り方のことを説明したかったから。



私が声をかけると、みなさん笑顔で話をしてくれた。私にフランス語を教えて
くださる人もいた。フランス語版ココちゃんの本はここでも好評で、熱く感想を
語ってくださったり、ノートに感想文を残してくださったりした。この会場では
作品を販売することはできないから、今回はその予定はなかったけれど、
売っているのか?とか、どこで手に入るか?とか、何人かの人に尋ねられた。



日本語版の『ことりのココちゃん』の方は現在オーダーをいただいてはいるが、
積極的に販売するということは気持ちの上でまだ整理ができていない。でも、
このフランス語版『A bientôt, Koko-chan』は、なんとかもっとフランスの人に
手に取って読んでもらえたらなあという気持ちがある。どうしたらいいんだろう?
パリの時からも考えてはいたけど、今の、そしてこれからの課題です。

ココちゃんのことはこちらに 和ノ紙ブログ
3年のあいだに
ことりのココちゃん、A bientot,Koko-chan
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ホテルの引っ越し

2013年01月24日 | フランス Bordeaux~Paris
11月25日

今日の一大イベントはホテルの引っ越し。クレマンソーはいいホテルだったけど、
長期で宿泊するには冷蔵庫やキッチンが付いているアパルトメントタイプの方が
いいよと言われていたため、後半はちょっとサン・レミ教会からは離れるが
「アパルトオテル・ビクトリア・ガーデン・ボルドー」を予約していた。

天気があやしかったので、雨が降る前にと思い、トラムで移動。

ちなみに、フランスの天気予報は非常にざっくりしていて分かりにくい。
20秒くらいの間にフランス全土の天気を伝え、映像も曖昧なため、あれ?
結局どうなの?と思うことが多かった。日本ほど天気が気にならないのかな。
 う~ん

初トラム。切符の自販機の使い方で手間取り、近くにいた若い女性に助けて
もらった。1.4ユーロ。1時間以内ならトラムもバスも乗り放題とのこと。
トラムは綺麗だし、地面との段差も少ないし、スーツケースを運ぶには最適。
クレマンソーのフロントの女性にガンベッタから5番のバスで行くといいよと
聞いてはいたけど、荷物が多いのでトラムに決めた。St-Nicolas駅でトラムを
降りて6,7分歩いたかな。(その後、夜、会場から帰る時は、ガンベッタから
教えてもらったバスを利用しました)

 
正面から。泊まったのは奥にある建物


でも、結果的には引っ越ししない方が良かった気がした。このホテルはクレマ
ンソーと比べて料金が高い割にホテルの周りの環境はあまり良いとは言えず、
夜はひとりで歩かない方がいいなと感じた。部屋の掃除も毎日は来てくれない。
帰りはパリまでTGVに乗るので列車の駅に近くていいかなと思ったけど、
とてもスーツケースを引いて歩いて行ける道ではなかった。ついでに言うと、
フロントのスタッフはとても愛想がいいとは言えず、挨拶もしない。
後半はテレビもノイズが入ってまともに見られなくなったし(めんどうなので
直してもらわなかった)、なんかいい思いはしなかった。ベッドはダブルサイズ
だったので大きいし、部屋も綺麗ではあったけど。それに、結局あまり自炊を
しなかったというのも大きな理由の一つ。

 お部屋の中

そこに宿泊した他のメンバーは悪い印象はもっていないみたいなので、
特に悪いホテルというわけではないけれど、今回はずっとクレマンソーにいた
方がよかったかなという話。こういうのも、事前にホテルの最寄り駅とか
周りの環境とか情報が得られなかったのでしかたがないですね。

とりあえず、荷物を片づけ、一度クレマンソーホテルに戻りランチボックスを
受取りサン・レミへ。こよりを作ったり結んだり、ワークショップの準備を
みなさんが手伝ってくれました。ありがとうございます

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オープニングパーティの日

2013年01月20日 | フランス Bordeaux~Paris
11月24日
今朝も外の音や時差ぼけ?で早く目が覚めたので、朝食後、ホテルの部屋で
ワークショップで使う紙の準備を始めた。

日本で準備しきれなかった紙を切る作業をし、お昼からは会場へ。
製本針を通す穴を開けるための目打ちを打つ手頃な石や木材がないかと
会場の周りを探したけど見つからず、どうしようかと思っていたが、
進藤さんがハンマーを貸してくれた。よかった、よかった。
 こんなふうに歩いてた

夕方からは、今度は私たちが来場者をおもてなしするオープニングパーティが
あるため、一度ホテルに戻って準備をし、会場設営をした。驚くほどたくさんの
人が会場に来てくださった。


オープニングパフォーマンス「ミーティング・イン・エクストレミス」
箏とフィフル。日本伝統音楽とオクシタン音楽だって


元日本大使館名誉領事(これもみんな後で知った。その時はこの人が誰だか
わからないまま進んでいった)のスピーチのあと、パリ在住の日本人奏者に
よるお琴の演奏があり、その後、私たちメンバーが日本から持ってきたお菓子や
お酒などをふるまった。意外と「柿の種」が人気ですぐになくなった。
みんな好きなんだね

 

3年前のパリの時には前夜祭のベルニサージュで、私の作品のココちゃんの
本のことを来場者の方とたくさん話をしたり、一緒に写真を撮ったりすることが
できたが、今回は飲み物を渡したりするのがメインで、ほとんど来場された方と
作品について話をすることができなかったのが少し残念だった。

パーティ後、メンバーでお酒を飲みながらみんなで少し打ち上げみたいな時間が
あったが、私は翌朝ホテルの引っ越しなので、準備のため、お先に失礼させて
もらいホテルに帰った。

その夜、ホテルのフロントの親切な女性とまた少し話をした。日本語と中国語の
違いを聞かれたり、アラビア語での私の名前の書き方などを教えてくれたりして、
とても楽しかった。その人の名前を日本語で書いてあげたらとても喜んでくれた。
その人はフランス語とスペイン語とアラビア語と英語が話せるとのことだけど、
旅行関係の仕事をするためにはもっと英語を話せなくてはいけないから、近々
海外に勉強にしに行くとのことだった。また会えるといいな

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搬入とボルドー市長の歓迎パーティ その2

2013年01月16日 | フランス Bordeaux~Paris
11月23日 つづき

パーティではもちろんワインもふるまわれたアルコールが飲めない私は
せっかくボルドーにいるんだから!と赤ワインに手を出してみた、少し飲んで
いつものように「ぶどうジュースだったらよかったのに…」とつぶやいた。
飲めないものは産地で飲んでも飲めないものだもったいないけどね。

その帰り、展示のメンバーではないけど遊びに来ていた小原出身の方お二人と
街をいろいろ歩いてみた。
 市庁舎を出たところ
サンタンドレ大聖堂とクリスマスツリーと月


よく絵葉書になっているところ。お水がたまっているともっと綺麗

 グランドテアトル前

そしたら偶然、クリスマスのマルシェで屋台がいっぱい出ているところに
たどり着き、メリーゴーランドやイルミネーションを見つけて一気にお祭り
気分に。いろんなお店が出ていて歩いているだけでとても楽しかった。

 お祭り気分が盛り上がる

 クリスマスのマルシェ

せっかくなので、その屋台の一つでクレープを食べたけど、味はイマイチ。
お昼にパン屋さんで買ったカヌレを食べたけど、実はそれもイマイチに感じた。
ボルドーと言えばカヌレでしょ!って思っていたから少しがっかり。
数年前に日本で流行った時に食べたカヌレの方がおいしかったなと思った。

そこで、ひょっとしてボルドーは食に関してイマイチなのか?という疑惑が
私の中で小さく湧いてきた。(のちに、半分は当たっているけど、半分は店に
よるということが判明する。そりゃそうだ、どこでもそうだね)



今、ことりのぷるが私の手の上で卵を産みました。
お腹痛いだろうから産まなくていいのに
ぷるは昨年7月にうちで産まれたキンカチョウです。詳細はこちら
卵が孵るところから毎日の成長の様子を書いています。
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搬入とボルドー市長の歓迎パーティ その1

2013年01月13日 | フランス Bordeaux~Paris
11月23日

今朝は8時半にサン・レミ教会に行き搬入・設置作業。写真では見ていたけど
入ったのは初めて。天井が高く空間が広い。入口は通りから一本入った所で
人通りはほとんどなく、ちょっと心配になる。(後日事件を目撃することになる)

 サン・レミ教会入口

 設置前

私が割り当てられた場所は、ほぼ中央の柱の一角。いろいろ考えたけど納得の
いく展示方法はなく、正解はわからないまま、とにかくまとめてみた。
メンバーのみなさん、手伝っていただき、ありがとうございました。

 とりあえず設置

 天井高いでしょ

昼過ぎ一旦ホテルに戻りお昼と休憩。夜のパーティでは食事はないだろうから
今のうちに食べておきたかった。でもパンばかりはいやなので他の物を探して
みたけど、なかなか見つからず結局パン。私は本場っぽいアジア料理が好きで、
3年前にパリで食べたベトナム料理のフォーがとってもおいしかったから、
そういうのを期待していたのだけど、ボルドーの中心街にはあまりそういった
お店はなく、食べてみたいと思う惣菜屋さんも見つけられず。

5時からはボルドー市長主催の歓迎パーティに出席するためボルドー市庁舎へ。
建物も世界遺産の一つなのでよく見ておくといいよと進藤さんが教えてくれた。
 これがボルドー市庁舎

市長はシラク大統領の時の側近で首相も務められたというアラン・ジュペ氏。
その日は都合がつかずパーティでは助役の人が挨拶をされていた、

 というのは実は後日知った。

パーティの間中、ずっとその助役さんを市長だと思っていたから、
「名古屋市長にも会ったことないのに、ボルドー市長が目の前に現れ、私たちの
展覧会のパーティを開催してくれたんだ」と思い、その時は少し感動していた。

 真ん中は加納恒先生

でも、そう思っていたのは私だけではなかった、ということも後日知った。
会のスケールが大きくなると、その分よくわからないまま進んでいくことも
多くなるんだなぁ。


その2へつづく
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搬入前日 その2

2013年01月11日 | フランス Bordeaux~Paris
11月22日 つづき

日本館でみんなで展示の準備のための作業をし、私は今回補助金関係の担当を
しているので、精算のための書類について説明をした。それからホテルに戻り
作品のタイトルなどを作り、明日の搬入の準備を始めることにした。



ホテルの部屋の小さな机を窓辺に動かして、外の風景を見ながら作業をするのは、
なんか不思議な感覚だった。窓の外には観光客か地元の人かわからないけど、
私と違う国の人がたくさん歩いている。世界のどこにいても自分の決めた仕事が
できるんだって、ちょっとだけ、そんな気持ちになった。



夜、日本でフランス語の先生に書いてもらった原稿の中に、手書きの字で読め
ないところがあって、その綴りを教えてもらおうとフロントに行ってみた。
初めて見る女性がいて、フランス語と英語を交えて簡単に説明すると、とても
親切に教えてくれた。日本文化に興味があるというので、作品を持って行き
見てもらった。とても喜んでくれて私も嬉しくなったいろんな話をし、
地図を見ながらボルドーでのバスの乗り方などを丁寧に教えてくれた。



ありがとう。

明日はいよいよ搬入と初日。夜はボルドー市庁舎で市長主催の歓迎パーティ。
忙しくなりそうだ。
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