アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

やまさん、アメリカへ

2015年05月20日 | その他
今日、友人のやまさんと娘のあやちゃんがアメリカに飛び立った
私が家にいると落着かず、セントレアに行ってしまいそうなので足助方面に
車を走らせた。

昨日はやまさんのご両親と一緒に引っ越しのお手伝いをしつつ、不用品などを
たくさんいただいてきた。あやちゃんのために使っていたクッションマットは、
飛べないるーがケガをしないためにうちのフローリングに敷くことに。
うちに昔からある、あまりにも古すぎて美味しくお米が炊けなくなった炊飯器は、
やまさんが使っていた美味しく炊ける炊飯器に代わることになった。
他にもたくさん、いろんなものをいただいた。

きっとアメリカでの生活はしばらくたいへんだと思う。でもがんばろうね、
私もがんばる!って、二人とも涙をこらえきれず、昨日なぜかまったく共通の
思い出のない中華料理屋の駐車場で別れた。それでもまだ、翌日には普通に
会える気がしていた。でも、もうあの部屋にはいないんだね。

今日ドライブしながら考えていると、やまさんとの関係は(当たり前だけど)
とてもプラトニックで子供みたいだと気付いた。

初めて会った時にはすでに既婚者だったから、一緒に合コンに行って誰かを奪い
合ったりなんてしたことないし(まぁ他の人ともないけど)、朝まで飲んだくれて
醜態をさらしたこともないし(そもそも私飲めないし)。ケンカもしたことない。

思い出と言えば、いちご狩りや動物園に行ったり、ミゲルさんと三人で中華街で
お粥を食べたり、夜中に隣で寝ているあやちゃんが起きないようにひそひそ声で
クリスマスパーティをしたり、お互いの部屋から懐中電灯をチカチカしながら
携帯で「見える?」と確認したり、家電屋のオープンに早朝から一緒に並んで
お得商品をゲットしたり。

そんな穏やかな日常の中で、私が和紙作家として悩んでいる時には親身になって
話を聞いてくれて支えてくれました。本当にそれが一番嬉しかった。
こんな偏屈で大人げなく、人付き合いとかめんどくさがる変わり者の私のことを
よく理解して付き合ってくれた大事な友人の一人です。

次はいつ日本のどこに帰ってくるかわからないけど、それまでは離れていても
お互いがんばっていきましょう!今はまだ飛行機の中だね。あやちゃん泣いて
ないといいけど。

ことりたちにお別れの挨拶をしに来てくれたあやちゃん。
ごみ箱のとなりでごめんね。

このあと、執拗な追跡に怒ったるーちゃんにつつかれ半泣きに

今日のドライブ中、ミスチルの「旅立ちの歌」が胸に沁みてきました。
この歌は以前ココちゃんが天国に旅立つ前に、毎日病院通いをしていて、
その頃よく車で聞いていた曲で、聞くたびに思い出して泣けてきちゃったけど、
今日は違う意味で聞こえてきたよ。

そう、大丈夫! 手の届かない場所からでも、背中を押してるからね。
これからもよろしくね
コメント (2)
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