アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

本作り仲間との横浜物語、とりあえず修了

2016年03月28日 | 本づくりのための横浜物語
先日、本づくり学校の修了式がおこなわれました。
基礎科、応用科と2年間通った横浜、仲町台。ああ、今日が最後なんだなと
しみじみ思いながら行ってきました。今回は新幹線で

月に1,2度横浜に通うのは思ったよりもしんどかった
その間、母が病気になったり、るーちゃんが旅立っていったり、親友が海外に
引っ越して行ったり、その他きついことや想定外のこともいろいろあった。
きっと今から2年間だったら、行けなかったなと思う。諦めてた、きっと。

でも、もちろん、行っただけの価値は十分にあって、製本の技術的なことや
仕事についての勉強にもなったし(それをこれからどう活かすかが大事!)、
ただ楽しい横浜通い~的なおけいこごとではなく、必死で、どちらかと言えば
自分を追い込んで、それで苦しくなって、でも、作りたくて…という日々を
過ごしていた気がする。

それができたのは、一番には一期生として集まった同期のみなさんのおかげ
だと思う。みんないい人ばかりだった。一人だけ遠くから通う私のことを
気にかけてくれて、私が悩みながら帰りの高速バスから送るメールに、
真剣に応えてくれた同期の友人。

本が好き、本を作りたい、という気持ちだけの共通点で集まって、
年齢、性別、出身地などみんなばらばらなのに、同じような悩みや
希望を持って作業に取り組んでいた2年間。これからもきっとこの関係は
続いていくと思う。一緒に授業を受けることはないかもしれないけど、
くっつきすぎず、離れすぎずの距離で、長く続いていけばいいなと思う。


あと、2年間私たちの記録を撮影してくださった写真家の方の仕事ぶりを
毎回近くで見られたのも良かった。その姿に励まされていたこと、
きっとご存じないでしょうな

修了式のあとは基礎科の2期生の方々とも和紙の話などから、いろんな
お話ができた。2期生の初回の授業のアシスタントをさせていただいた
だけなのに、私の顔と名前を覚えていていただいてちょっとびっくり。
嬉しかったです

打ち上げは仲町台せせらぎ公園のテラスレストラン・フレスコで
昨年ランチに来て以来2回目。とても美味しかったです。いつも授業後は
走って高速バスのバス停に向かって帰らなくてはいけなかったので
とても良い時間を過ごすことができました。

さて、これからどうするか?
まずはGWの個展に向けて、たくさん和紙を漉いて、たくさん作品を作る。
それがこの春の目標。夏に予定されている認定試験をパスすることも。
名古屋での本づくり協会のイベントを成功させることも大事な仕事。
6月には名古屋三越栄店での展示もほぼ開催決定。やることいっぱいだ!

本づくり学校のみなさん、ありがとうございました!
これからも、どうかよろしくお願いします

おまけ。
最後の最後に新横浜の駅で買ってみた自分へのお土産。

「ありあけ横浜ハーバー ダブルマロン」
栗好きな私が「ダブルマロン」の言葉にひかれて初めて買ってみたら
これがけっこう美味しかった!知らなかった!次はいつ会えるかな
コメント (2)
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