アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

本づくり学校 春の全員集合!

2018年04月10日 | 本づくりのための横浜物語
日曜日に東京に行ってきました

毎度毎度の富士山の写真。やっぱ日本人だから
本づくり学校の修了展と講評会、それから親方の快気祝いを
全部まとめて、1期生から5期生まで集まって

早朝うちを出て、のぞみで東京駅へ。
お天気も良かったし、神保町の東京堂ホールまでは
皇居のお堀沿いを歩いてみました。

本当にジョギングしてる人がいっぱいいました。


私は1期修了生なので、4期や5期の方々は
はじめましての方がほとんどで、みなさん、
アイデアや技術などすごいなあ!と感心する
ばかりの素晴らしい作品がならんでいました。



久しぶりに会う同期の人にもお会いすることができて、
そして、学校に通っていた頃にいつも私たちの
記録写真を撮ってくださったカメラマンの方にも
声をかけていただき、懐かしかったです。

そして、私たちたちの親方からのお元気になられたスピーチ。

写真では人が少なく見えますが、
実は60人位参加されていましたよ。
(写しちゃいかんかなと思って、親方のみ)
まだリハビリされていらっしゃるそうですが、
はつらつとされて安心しました

親方は私が第1回の修了展に出展させていただいた
「いつかわかること」の和紙の本のことを
覚えていてくださって、今回偶然にも再展示
していた本を手にとって、わざわざみなさんに
紹介してくださいました。ありがたいことです

私は歩き疲れて足が痛くて靴を脱いで座り、
他の人の発表や講評を聞くだけだわ~って
すっかりくつろいでいたので焦りつつ、
簡単にお話させていただきました

でもね、これは私の漉いた和紙がいいとか
綴じがいいとかそういうことではないのです。
和紙というものの素晴らしさや、日本古来の
綴じ方の優れたところを教えていただいた
貴重な機会でした。

もちろん、自分の作品はどんなものであれ愛しく、
褒められれば嬉しいものですが、作品は完成した
瞬間から私の手を離れ、それが一つの大きな
存在になると感じています。

だから今回も親方に講評をいただいている時も、
他の期の方が私が後ろにいることに気づかず
「わあー、軽い!」とか「かわいい」とか感想を
言ってくださるのを聞いても、へえ~、そうなんだ~と
いう感じで、ある意味、ちょっとだけ他人事の
ようにほのぼのとした気持ちになります。

会のあとは同期の5人でカフェで熱く語りあい、
私だけ遠距離のためったにお会いすることが
できないので、それはそれは楽しい時間を
過ごすことができました。近況報告から
仕事の悩みから、いろんなこと。

帰りは同期の一人と二人で御茶ノ水駅まで、
お酒も飲んでいないのに、やたら笑いながら
しゃべりまくりながら歩きました
タイ料理のテイクアウトをのぞみで食べると
いうスケジュールも予定通り

ここでも少し書いていますが、今たぶん私は
ひとつの人生の転機にのような時期にいて、
棚卸のようなことをしながら次への進み方を
試行錯誤している状態です。

だから、本当は体もボロボロ、
気持ちもいっぱいいっぱい。

今回の東京行きがどう影響するか心配だったけど、
人とのつながりを感じ、作る仕事をすることの
喜びを再確認ができた1日でした。

みなさん、ありがとうございました

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