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クリエイト速読スクールブログ
なおしのお薦め本(24)病気にならない生き方
胃腸内視鏡外科医の著者が、健康法(食と生活習慣)を紹介しています。著者は「牛乳の飲みすぎこそ骨粗鬆症を招く」と説いたことで物議を醸しましたが、この本を読んで、信用に足る人だという印象を受けました。それは以下の部分を読んでです。
「私は十九歳のときにインフルエンザにかかったのを最後に、病気というものにかかったことがありません(著者は、この本を書いた時点で70歳です)。そのため薬もほとんど飲んだことがないのです。私のように何十年も薬を飲まず、酒やたばこはもちろん、農薬や食品添加物の入らない食事を続けていると、少しでも『薬』が入ると体は非常に敏感に反応します」
「しかし、そんな私も医者なので、必要に応じて患者さんたちに薬を処方することがあります。処方する以上、医者にはできるだけ体に負担の少ない薬を選ぶ責任があります。そこで私は、薬に敏感に反応する自分の体を使い、新しい薬を処方する前には必ず、自分でその薬を処方箋の四分の一とか八分の一ぐらい飲んでみて、体にどのような反応が起きるのか、人体実験をして確かめるようにしていました」
こんなお医者さんがいるのか、と正直おどろきました。さらに、この話には続きがあるのです。
「でも、いまはもう薬を自分の体で試すことはしていません。なぜならある薬をいつものように処方する前に自分の体で試したとき、死にそうな目にあったからです。その薬は『バイアグラ』です。
最初私は、いつものようにいちばん小さな五〇ミリグラムの錠剤を四分の一に割って飲んでみようとしました。ところがバイアグラの錠剤はとてもかたく、どうしてもうまく割れません。そこで少し削った粉を指先につけてなめました。ですから、実際に飲んだ量は七分の一にも満たない量だったと思います。それでもその後の苦しみは大変なものでした。いまにして思えば、あれ以上飲まなくて本当によかったと思います。
変化はわずか十分ほどで表れました。まず最初に私の体に表れた反応は、鼻詰まりでした。そして息苦しくなったと思ったら、次には顔がウワーッとはれたような感じがしてきたのです。その後も息苦しさはどんどんひどくなり、もしかしたらこのまま窒息して死んでしまうのではないかと思うほどでした」
申し訳ないのですが、読んでいて吹き出しそうになりました。でも、こんなお医者さんになら身を任せてもいいなと思ったのは確かです。
著者は「本書で述べる健康法には、臨床にもとづく私の仮説が含まれています。そのなかには『食の常識』や『健康法の常識』に反するような内容もあり、びっくりされるかもしれません」と書いています。居丈高ではありません。ですから、一度この本を読んでから、その健康法を受け入れるかどうか決めてもいいのではないか、と思います。 なおし
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恐ろしいですね~。よく覚えておきます。