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書き手としてと、読み手としての視点

 第74期文演20/2/29~10/17アンケートからです。

  きょうは、 
2020-02-13自分にはもっと訓練が必要だなのYさん。

 桜蔭女子です。



    Yさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
文演を受けた目的は、面白くてわかりやすい文章を書く方法を知りたかったからだ。そう思ったきっかけは学校の自由研究だった。私の学校では中学3年間の集大成として、原稿用紙20枚から40枚の間でひとつのテーマについて1年かけて自由研究をする。
 私は自分の関心あるテーマを独学で知識を蓄えた。枚数ぎりぎりまで書けた。でもどこか物足りない。母に指摘されて気づいたのは、文章が面白くないことだ。自由研究を提出したあと、見せる人もいないのに何度も書き直した。文章を良くしようとしても、方法が分からないからできなかった。自由研究の熱意が評価され、なぜか先生にまで褒められたのに、ずっともやもやが残っていた。高1の冬休み、速読に入会したときに文演に誘われた。自由研究について詳しい話はしなかったにもかかわらず、松田先生に「あなたには文演が必要」と言われた。文演の内容は知らなかったけれど、反射的に受講を決めた。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
文章への印象で変わったことは主に2つある。書き手としてと、読み手としての視点だ。
 まず書き手として。いままで、
日本語の文章は気が向くままに書いて良いと思っていた。それでは面白くてわかりやすい文章は書けない。良い文章の書き方が存在し、これに従って文章を書かねばならないとわかった。文演を受けた今振り返ると、良い文章の書き方は常識と言える。この常識を持って書いていない文章はわかりづらい。わかりづらい文章はたいてい推敲されていない。書き方にこだわっていないものは当然、内容も緩んでいる。文章を書く技術と書いている内容の両方についての不知がバレてしまう。よく考えずに書いている文章は誰にも相手にしてもらえないだろう。過去に自分が書いたものについて反省し、これから書くものについても意識が変わった。
 次に読み手として。いままで、文章を読んで気が進まないのは、自分の能力不足だと思っていた。文章が悪い場合もあることを初めて知った。さらに、文演を受けてからは、何が悪い文章なのかわかるようになった。反対に、きちんとした文章もわかるようになった。推敲され、内容についてもよく考えられている文章を見分けられる能力は、これからの様々な独学の助けになりそうだ。


Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
要約にとりかかったとき、要約と自由研究の難しさは似ているとわかった。この2つは文章を読んで得た知識を決まった字数にまとめるという点で全く同じだからだ。要約でできなかったことは自由研究でできなかったことに直結する。要約でうまくできた部分とできなかった部分はそれぞれ、文章の書き方について身についているところといないところがよく現れている。そのため添削の授業がとても楽しみだっだ。

A.3-2「授業後」要約の添削の授業では、思いがけない自分の欠点が明らかになった。一度書きたいと思ってしまうとその内容を削る勇気がなくなり、余分なことを書いてしまう癖があることだ。これは自由研究でもしてしまったミスだった。指摘してもらえてよかった。

 
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 
塾は1万円札つかみ取りゲームだ、と尊敬する先生が以前言っていた。頑張り次第でその授業の自分にとっての価値が0円にも10万円にもそれ以上にもなる。そのため文演でも毎回最前列で受講し、少しでも違和感を感じた点は全て発言した。他の受講した方々から授業が進んで助かった、との言葉をいただいたけれど、皆さんから1万円札をつかむチャンスを奪ってしまったようでずっと申し訳なく思っていた。

  今回は文演で自分のテーマにおいていたことは、疑問に蓋をしないということだ。

  たとえ対案がなくても、おかしいと思う点は発言してよかった。疑問に蓋をせず持ち続ければ、答えを持っている人に出会ったり、自分で答えにたどり着けたりする。文章の細かいことに関してだけでなく、文演自体も同様だった。自由研究で抱いた文章の書き方についての疑問に蓋をしていたら文演を受けていなかった。文演で身につけたことは、知識のインプットにもアウトプットにも役立つ。これから自分で訓練を重ねれば習ったことがさらに価値を増していく。しっかりと訓練して、学んだことを役立てたい。


 Yさんの要約の宿題は、さすがにしっかり書けていました

 宿題という文演の最重要課題を押さえているので、他はどうでもよいことになります



 速読はコロナ休校に入るまでに15回受けています。

 5/25以降の教室への通い方は、5月3回・6月1回・7月2回・8月1回・9月5回・10月1回・11月0回・12月0回計28回です。

 以下は、Yさんの受講20回目アンケートと最新スコアです。 

        Yさんの受講20回目アンケート20/7/4」
 
   マイナス・トレーニング中、たくさん見ることを意識できるようになったのはよいが、逆に雑すぎるのではないかと心配している。・塾に行く日が増え、短時間に何度も通うことができなくなってしまった。

      プラス・塾が増え、いそがしくなったことや、コロナの影響でお教室が休みのときがあったこともあり、11回~20回はとても長い期間をかけて受講した。そのため、トレーニング自体の効果を強く実感することは正直少なかった。しかし、トレーニングのスコアが、自分の頭の状態のテストのように機能してくれたと思う。家での勉強でどのくらい能力、集中力を上げることができているのか、スコアやトレーニング中の体感でわかった。加えて「速読に通っている」と思うことが、日々の勉強に対し、集中力はどうか、頭は働いているか、視野は狭くなっていないかなど、一歩引いた視点をくれた。これからも速読をうまく自分なりに活用できるよう考えながらとりくみたい。

        「Yさんの受講28回目の主なスコア20/10/28よこサッケイド33 数字ランダム200230 漢数字一行5,8501,710、七→1,440 たて一行ユニット122132 スピードチェック3332 ロジカルCタイプ23/303分)・29/303分イメージ記憶9/40(30秒18/4030秒倍速読書『サピエンス全史(上)』2,700字/分・理解度ものが覚えられないと思っていたら、イメージ記憶が落ちていた。勉強しているのでスコアがあまり落ちていなくてよかった

 速読のスコアのバランスがもうひとつふたつです。


 Yさんの考え方が最優先ですが、まだまだ教室には通ったほうがよいかと思います。

 何のためにクリエイトに通いだしたのかを、もう一度捉え直してほしいですが、Yさんの考え方が最優先です。      




  
           ※クリエイト速読スクールHP 

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