第63期文演(15/1/10~3/7)アンケートです。
きょうは、企業や各種団体に情報を発信する会社で働くYさんです。
Yさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 松田さんに「速読のもう一つの武器になりますよ」と声をかけて頂き、どんなヒントがあるのだろうと興味が湧いたことが切っ掛けとなった。もう一つの理由に、分かりやすい文章を書く方法を知りたいとの思いもあった。社内システムの開発にあたり、年に何度か技術資料を書くことがある。後で困ることのないように正確な記載を心がけたつもりが、詳細を忘れた頃に読み返すと、複雑で分かり難いと感じることが多い。これを改善したかった。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 問題意識が明確になった人の文章が、短期間で劇的に変化する例を見て驚いた。これまでは、文章を記録手段としての側面ばかりで見ていたが、書いた人の考え方や背景が滲み出る表現手段としても意識するようになった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」授業では松田さんが原文からサラサラとキーとなる文を拾いだし要約を実演されていた。なるほどと思い真似をして作った最初の原稿は、ただの切り貼りで要約にはなっていなかった。そこで、要約文だけで内容が分かるように、少しずつ自分の言葉でつなぎ合わせていった。まとまった時間を確保できなかったので、何度かに分けて修正した。数日おいて自分の文章を見ると、客観的になれるのか、書いているときには気づかなかった視点で修正できたように思う。
A.3-2 「授業後」 松田さんの解説を聞くと、それぞれの方が何を意識して書いたのか意図をよく理解できた。読み手の力によって、書き手の意図を読み取る量が変わってしまうのだと実感した。同じ文章を読んでいるのに、読んだ人の個性が言葉の選び方に表れるので、自己紹介しているようだった。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・前半の授業は知らない知識だらけで驚くことの連続だった。自分の文章が読みにくかった一因に、こうした常識がなかったことがあると分かった。知っているだけで文章を書く際に注意の払い方が変わるので、即効性がある。
・他の方の文章の批評には、何ともいえぬ心理的な抵抗感があった。そこで、遠い昔に自分が書いた文章だと思うことにした。自分の文章を良くしようと考えると取り組みやすくなった。
・一緒に受講した方と話せたことが速読の参考になった。ハイレベルなノウハウを持っている方や同じ疑問を持っている方がいた。松田さんからも「完璧主義はやめた方が良い」、「得意なところをのばした方が良い」とアドバイスをもらえ、自分の癖にも気づけた。一読で全て理解しようと欲張りすぎていたようなので、もう少しおおらかに読もうと思う。 以上
Yさんの要約はよく考えられた内容でした
2015-05-17「文章の基本をゼロから勉強」のSさんは、「本当はYさんのように書きたかった」と言ってました。
2015-06-06の右京さんには、「的確な言い換えができる論理性と自分の言葉をシビアに検討する精神が必要だ」と、Yさんを念頭においたようなコメントがありました。
Yさんは、すでに50回を終了しています。
「楽しい文演の授業をありがとうございました。アンケートをお送りします。しばらくしたら、また速読に通いたいと思いますので、よろしくお願い致します」 と送信文にありました。
Yさん、ぜひまた戻ってきてください。お待ちしています。
真
※クリエイト速読スクールHP