福島の萱場梨。
毎年この梨と金木犀の香りを嗅ぐと
小学生の秋の遠足辺りにワープ

(何十年前よッってなもんですが・・)
遠足のお弁当は卵の細巻きとかっぱ巻き

デザートの梨は当時ラップなんてぇものはなかったので
ビニール袋に3切れくらい入れてもらって
お弁当のほかにジュース(これもいまみたいに便利じゃなくて専用の穴あけがセットで付いてるやつ)を飲んでお茶も飲んで

お菓子リュック一杯食べて(今はあの量は無理)
学校に戻ってから校長センセに無事帰ってきたことの報告を全員でして
解散後、友達とカイセントウ(遊具)につかまって
ぐるぐる回って遊んでいたら
あまりの回転に腕がバーから離れ
地面に吹っ飛ばされ
なぜか、、あごから流血
そばには金木犀

学校のせんせは
「家に帰るまでが遠足ですよ」
なんてことを話しておられたけど
遠足でおだっている子供には馬の耳にナントカで・・・
梨は
当時の小学校のグラウンドの隅にあった
グルングルンのカイセントウと金木犀と
あごの真っ赤っ赤を思い出し
ちびっとせつなくなる秋味
遠足でどこに行ったかなんて、全然記憶にないんだけど
