生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

感情の流れを楽しむ人々

2008年09月09日 | 第5章:暗い感情の領域
政治家、教師、会社員、主婦、その他色々の職業の人々と付き合ってきましたが、人間好きで人生を楽しみたい人ほど、自分の感情の変化を楽しみ、上手にその変化を生き甲斐として、たくましく生き抜いています。生き抜くことの下手な人は、何故か、喜怒哀楽に固執し、その固執ゆえに現実への対応が益々下手になり、生活をややこしくしています。今、自分は怒っている、何故か、今自分は哀しんでいる、何故か、嬉しさのあまり増長している、これはまずい、と冷静に感情の流れを意識し、楽しんでいる人は、側から見ていて実に冷静に森羅万象に対処出する人々です。現実吟味力も正確で、心の柔軟、方向性も明確なので成功のチャンスをどんどん捉えていきます。感情の流れを楽しむ余裕が人生をますます豊かにしていきます。:<感情の流れを楽しむ:194-5>:
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美しい涙は鬱を救う!

2008年09月08日 | 第5章:暗い感情の領域
憂鬱の原因が自分と関わる人間が相手の場合、殆どは心因性の鬱が多いようです。
心因性の鬱は考え方を変えると完治する事があります。現実を明るく爽やかに元気に生き抜くには考え方を整えておく必要があります。現実はどんどん変化しますから、それに適応できる考え方を時々意識し修正する必要もあります。自分を苦しめた相手のBさんの人生を、ふと考える機会があったAさんが突然、涙したのを見たことがありますが、恨み憎しみ続けたAさんが、その涙以来、どんどん回復した理由は愛の癒し、愛の賜物でしょう。自分の私情を捨てて、相手の立場を思索した事による治療成功は身近にたくさんあります。:<感情の流れを楽しむ:194-4>:
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紳士淑女と落語のとらさんの怒り方

2008年09月07日 | 第5章:暗い感情の領域
日々生活していると怒りたくなる瞬間があります。人は自由に怒りまくる権利がありますから、それぞれの立場、環境、考え方の中で怒ればいいのです。が、怒り方を間違えると運命ががらりと激変する覚悟が必要です。落語のはっつあん、とらさんの怒り方もよし、オードリーヘップバーン演ずるマイフェアーレディの中の紳士淑女の怒り方もよし、とにかく怒りを我慢すると心身症になります。怒りを抑圧すると感情が流れなくなり鬱が蓄積されます。さてどうするか? この知恵が人生を変えていきます。怒り方の知恵は努力が必要なようですし、答えは自分で見つけないと悔いのある人生を歩みます。:<感情の流れを楽しむ:194-3>:
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美しいものを見ている時の感情を楽しむ!

2008年09月06日 | 第5章:暗い感情の領域
人は死ぬまで憂鬱な問題に悩まされますから、鬱という感情の取扱方法を自分に相応しい対処方法で決めておく必要があります。鬱状態を打破する一番重要な感情が美意識です。美しいのもを見ている時のあの喜びの感情を深く味わえる精神状態が、鬱の時は非常に大きいのです。健康な時に感じる喜び以上のものがあります。鬱の時、深く愛してくれた人が生涯の恩人に感じるのはそのせいでしょう。真善美のうちの美の感情が苦しむ人を救います。:<感情の流れを楽しみ:194-2>:
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固執することの恐怖

2008年09月05日 | 第5章:暗い感情の領域
固執障害といわれる心の病気の特色は感情の流れが低下し顔の表情も能面化する点です。健康な人間の感情は自分でもあきれるほど、次から次へと色々の感情が生まれては消えていきます。この感情の流れを楽しむコツを覚えると何となく人生が楽しくなってきます。豊かな感情、と言われるのがこの現象ですが、信念と固執は似て非なるもの。豊かな感情を楽しみだすと森羅万象までが美しく見えてきます。特に愛の感情は人を美しくします。身近に嫌いな人が増えるとなぜか感情が固定化され、好きな人が増えると豊かな感情が泉のように湧きだします。:<感情の流れを楽しむ:194-1>:
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死んだらどうなる?

2008年09月04日 | 第5章:暗い感情の領域
この自分への問いかけが人生最大の鬱でしょう。人類発生以来、この自問自答はまさに最大の謎でした。人間は魂、心、身体の3つで構成されていますがこの魂を巡り色々の学説があります。その中から自分が納得する説を選択する際に、人間の本能(食欲、性欲)の他にもう一つに見神欲(desiderium)が存在していることを忘れてはなりません。この本能的な宗教心を無視すると人は本当に狂っていきます。祖先のお墓、菩提寺を大切にしながら自分の魂の行方を誠実に考えたいものです。正しい信仰心を獲得すると最大の鬱が最大の幸福感に変身します。:<鬱の存在理由:193-5>:
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<希望と情熱>が最良の妙薬

2008年09月03日 | 第5章:暗い感情の領域
人生、次から次へと思わぬ事件に遭遇します。<過去を悔み、将来に不安を感じる>、この感覚が普通です。しかしこの普通は危険なので、何とか楽天主義に変身していかぬ限り、心配の種は尽きません。認知症も激増、さて私たちはどう対応したらいいのでしょうか?結論は、どんな人生環境に置かれても(病床にあっても)希望と情熱は考え方いかんで持つ事が可能です。どんな希望をもつべきか、66億の人類は一人ひとり違います。自分で探す以外方法はありません。その答えは必ず本人の心の奥深くに存在しています。その答えをどうして探り出すか、これが私たちのテキスト<生き甲斐の心理学>に書いてあります。ぜひ、お読み下さい。負の感情の裏側には必ず答が潜んでいます。暗い感情の裏側にこそその人独自の答えが存在しています。ストレス曲線の裏側に必ず幸福曲線が存在しています。その手法がこのテキストに書いてあります。少々宣伝してしまい申し訳ありませんが読んでいただけると幸いです。:<鬱の存在理由:193-4>:

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愛は鬱より強い

2008年09月02日 | 第5章:暗い感情の領域
たった一人でもいいので人の誠実な愛を五感で感じていると心因性の心の病にはなりません。但し、その愛に心底感謝の想いで報いていく努力をしないと鬱は消えません。愛と感謝を素直に知覚する事は案外難しい心です。この感性を高める努力もしないで平安感を得ようなどと思う人には,なかなか平安感は訪れません。愛を感じ取る努力と訓練が必要なようです。この努力をすると何故か自然と愛が目の前に現れます。愛と鬱は深い関係があり、鬱の現象は身近にある愛を知覚する心の欠落のシグナルです。〈鬱の存在理由:193ー3〉:
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明るい解釈をすると鬱は消える!

2008年09月01日 | 第5章:暗い感情の領域
専門の勉強をしなさい、と言われても不可能に近いものです。生き抜く為に、人はそれぞれの人生を必死に生きています。誰でも辛いこと、切ないことがあれば、段々と心は疲れていきます。どこまで疲れたら鬱病になるのだろう、その答えは専門の勉強をしなくても、多少の知恵を意識する事で防げます。下記の現象を<深刻ではなく明るく意識すると言う知恵>、主な現象は、眠れない、食べ物が美味しくない、生き甲斐を感じない、感謝心がなくなった、五感と体感で喜びを感じない、愛を感じない、以上です。その上で、神仏の摂理を信じ我を天に委ねる、適当に一時的に夢を断念し元気が出たらまた挑戦する、ケ・セラ・セラで生き抜く等の座右の銘を信じる。上記の識別方法で、健康のときを10点、最悪の時を1、と定め、あ、今は1、今回は5、この感覚は最悪の10だ、と意識し識別を楽しむ、出来るだけ明るく楽しみながら自己測定を解釈するとセルフコントロールがうまく流れます。:<鬱の存在理由:193-2>:
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この世から鬱が消滅する日

2008年08月31日 | 第5章:暗い感情の領域
世界から憂鬱な事が消滅する時が人類滅亡の日でしょう。と言う事は生きている限り憂鬱な事柄からは解放されない、という事なので、鬱の取扱方法を自分流に決めておく必要があります。鬱は理想と現実のギャップから生まれます。理想(病的な理想を含む)と現実(病的な解釈を含む)をどう取り扱うかにかかわってきます。結論は<鬱>の存在理由を考えていくことから自分流の解決方法が見つかりますので鬱の存在理由についてしばらく思索していきます。:<鬱の存在理由:193-1>:
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氷のような表情を防ぐ方法

2008年08月30日 | 第5章:暗い感情の領域
五感と体感の喜びを感じ、意識出来る人にはありえない表情なのですが、自分の表情が氷のようだ、と悩む人は案外多いのです。色々の治療をしていきますが、何といっても一番重要な治療が、心の底から<ありがとうございます>と感じうる治療が必要です。<親が勝手に産んだ>と大人になっても思っている人は、間違いなく、どこか心の病に冒されていきます。どんな人生事情があっても人間、一人で生まれ、一人で死んでいかねばなりません。何でも一人でするべきなのに、身近な友達、知人、親戚、見知らぬ人が助けてくれます。そんなとき、心の底から<ありがとう>と思わぬ人がおかしな人生を歩みだすものです。豊かな表情の前提がこの感謝心です。:<能面の美:192-5>:
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仏像と心理療法

2008年08月29日 | 第5章:暗い感情の領域
日本人は信仰があるなし、に関係なく仏像を愛している人が沢山います。さて自分の心は何故か氷のように冷たい、感情も貧しく、あらゆることに無関心なので、何とか豊かな人間になりたい、と訴える方がおられます。豊かな五感を育てたい、と願う人はすでに成功したようなものですが、日本人の場合は昔から人々に愛されてきた各地の仏像を、ぼーっとして眺める方法が一番効果があるようです。その仏像の歴史、由来を知れば、いろいろと役には立ちますが、気楽に、その仏像の前で自然に浮かんでくる自分の感情を静かに眺めると豊かな自分に気づきます。古い仏像ほどその効果があるのは沢山の人々が昔からその仏像にささげた祈りのエネルギーが蓄積されているからでしょう。:<能面の美:192-4>:
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百鬼夜行の世界か?

2008年08月28日 | 第5章:暗い感情の領域
終戦直後、越後の山奥に疎開した時、座敷牢を見たことがあります。江戸時代らの大きな屋敷で、その頃は心を病んだ人が入れられていました。噂によれば屋敷牢に入る前はその人自身が妖怪のようであったが、入れられた後は夜な夜な、その人の心を表す百鬼夜行が出るようになった、と言う噂でした。心理療法の知識がないと心を病んだ人を百鬼夜行と同様に理解した土地柄と環境もあったようです。今でもこのように患者さんを理解している人が沢山います。人間の心の病理現象は神聖な領域ですので解釈は慎重さが必要ですし、その現象を幸福への道標、正確な治療方法を示唆する有り難い現象と捉える必要があります。:〈能面の美:192ー3〉:
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笑いたがらない美女

2008年08月27日 | 第5章:暗い感情の領域
テレビを見ていましたら、綺麗な女優さんが顔のシワが出ないように笑わないようにしています、とのお話、思わず大笑いしてしまい、そばの鏡を見ましたら私の顔にはシワが沢山見えました。さて人を大切にしたい、人は何故狂うか、微笑みは人生のオアシス、なんて講義しながら生きてきた私はシワを恐れて笑わない女優さんが入院してきたら、どんな治療をするのだろう、と思いました。現役の女優さんの体験はありませんが晩年の方は数名います。いずれも感情移入障害症(人の気持ちを推測出来ない病気)からくる人間関係が遠因のノイローゼです。人生はシワが沢山あっても大いに笑いながら生きたい、と思います。:〈能面の美:192ー2〉:
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薪能の美しさ

2008年08月26日 | 第5章:暗い感情の領域
能面のような冷たい表情をどうしたら治療出来ますか?との相談は意外と沢山あります。ひとつの問題意識に固執すると治療は出来ませんので、別な方向へ意識を向けさせますと早く問題が解決します。別な方向をどれにするかが、上手な治療の決め手です。この場合は薪能を楽しませました。能面の美しさに気づき、鑑賞しだした患者さんは以来、豊かな感情の重要性に気づき、数年でお顔の表情も温かい表情豊かな女性に変身しています。:<能面の美:192-1>:
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