生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

心をみつめる視点:体験の解釈:その2:幸福な日々の為の自問自答集の第4章

2014年02月10日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人々の会話の中でも「あの人は頑固だからなあ」とか「あの方は信念をお持ちの殿方ですから」等と、褒め言葉のような皮肉を込めたような語りを拝聴する場合があります。専門用語で「構成概念が固い」と表現している領域のお話かもしれません。心理療法の世界は身体症状を軽くするのが仕事ですので、話す方も聞く方も、そのどちらにしても、構成概念が固いと、色々と不幸な場合がありますので、この事例の場合も倫理道徳で裁いたり、批判したりはしません。何とか退院を早くさせて、明るく元気に逞しくこの厳しい現実社会を生き抜いていけるように対応していきます。話す人、聴くひと、いづれの場合も、この構成概念が固い、という領域で対処していきます。しかも、その人が置かれている避けられない現実の環境の中で、精神病になることもなく、神経症になる事もなく、個性の美を意識化して、堂々と我が道を歩んでいただきたい、とひたすら祈りつつ、心理療法の仕事に励むわけです。この構成概念の内容について、色々思索はしますが、政治家諸氏の構成概念と宗教家の構成概念、会社員、主婦、学生、恋人間、家庭の中、あらゆる地球の文化圏の中、それぞれで生き抜く人々の構成概念について思索します。一番重要な事は、その環境の中で明るく元気に爽やかに生き抜く事を優先させます。ですから時により道徳家から猛烈な批判を浴びる事もあります。この領域の問題は二つの立場、話す立場、聴く立場、この両方について思索しないと解決しません。さて皆様を頼りに相談に来た人に向かい、あなたはどういう対応策を考えていますか?お説教が役立つ場合もありますが、説教的な対応は、多分、殆どの場合、二度とあなたの所には相談にこないでしょう。さて、どんな理論を活用すれば、上手な対応が出来るか、皆様も楽しみながら共に、思索して下さい。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:186>

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