生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年05月06日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
何故、今の幸福に気づかないのか、というお話です。原因は過去の体験の解釈に感情的な原因がある場合と幸福の条件に固執する場合があります。過去の思い出をいつまでも暗いほうへと解釈していて、あの体験があればこそ、今の成長した自分が存在していることにいつまでも気づかない人が案外多いのです。思い出しても嫌なあの事件、あの苦々しい自分は何と馬鹿ない事をしてしまったのだろう、あの自分は許せない、あの人は許せない、あの事さえなければ、といつまでも恨みつらみの感情に生きているわけです。この体験の解釈のありようがその人を生涯縛りこんでいて、固執障害の精神現象をキープしているのです。解釈を変えれば自由の心が獲得出来ます。もうひとつの頑固は、しつこいくらい過去に努力して形成した自分の幸福の条件に固執している場合です。幸福の条件を少年少女時代に形成してしまい、これ以外の幸福の条件へと変更出来ない固執障害です。年齢とともに、或いは人生体験と共に、幸福の条件を変更していかないと、人は満足、感謝という感情は生まれません。病気、挫折、年齢の加齢、政治環境、歴史環境等個人の人格に関係なく、どんどん地球は変化していくものです。10年に1度くらいは幸福の条件の思い込みから解放され、新しい幸福の条件を創り上げ、その目標に向かって生きていかないと、何故か自由な心で明るく元気に生き抜いていかれません。幸福の条件、幸福感、この二つの点検をしていくと、案外、無駄な努力をしないで、爽やかに生きていけます。









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