基礎などでコンクリートを鉄筋に設計通り被せる為のスペーサーです
鉄筋スペーサーとも呼ばれ、様々なタイプがありますが
お値段がお安いのと色の種類や被せの種類がある為に
広く使われている樹脂製のスペーサーです
通称として「ドーナツ」と呼ばれております
色も グレー 茶色 黃色 オレンジ 緑 青など 様々な種類があり
メーカーによっては、色で鉄筋のサイズ 被りサイズに分けています
「ポリドーナツ」「スペーサー」で検索をかけると様々な色の商品が見られます
「かぶり」とは鉄筋をコンクリートにより一定の厚みで包み込むことを言います
コンクリートと鉄筋の付着を確保し、鉄筋をアルカリ性のコンクリートで
包み込む事で鉄筋を錆びによる腐食から防ぎ、火災時に鉄筋を保護する為にも
コンクリートの厚みが必要なのです
つまり「かぶり厚さ」を確保することが耐久性を確保することに繋がります
コンクリート中に配置される鉄筋の最外面からコンクリート表面までの距離、
すなわちかぶり厚さが、施工基準で厳密に規定されています
その為に用いられるのがスペーサーなのです
材質により プラスチック製、鋼製、コンクリート製、モルタル製、セラミック製
ステンレス製等の種類がありますが、特長により使い分けられているようです
例えば、膨張率が同じなコンクリート製は、鉄筋との固定方法に工夫が必要であり
鉄筋との密着率が落ちる 打つコンクリートとスペーサーのコンクリートの質を
同じくする必要があるが 膨張率が同じであればヒビ割れを起こしにくい
しかしパーツとしての重量がありかさばる為主にトンネルや土木工事に
多く用いられる 等それぞれの材質により特長があります
ポリ製は鉄筋にはめる事が出来ますが、ポリと鉄筋の付着及び耐荷力不足があり
コンクリートとの熱膨張率の相違があるためヒビ割れが起きた場合そこから
水が浸入して錆びる恐れがあり、使用・施工には注意が必要となります
但し プラスチック製は安価であり、軽くて錆びず丈夫であって
使い勝手がよいことから、建築工事では多く使用されております
スペーサーの形状図です この中心に鉄筋がきます 太さによりサイズがあります
被りの厚みは、この部分です 種類も被り厚により分れております
鉄筋D10用が かぶり厚 30㎜、50㎜、60㎜、70㎜
鉄筋D13用が かぶり厚 30㎜、40㎜、50㎜、60㎜、70㎜、95㎜
鉄筋D19用が かぶり厚 50㎜
等があるようです
簡単に自分でできるDIY ホームセンターの資材売り場の商品でした
ブログ村に参加しております クリックしていただけるとカウントされて
順位が上がり ブログ更新の励みとなります よろしくお願い致します
↓