素直には喜べない

　正月のヤフーのトップニュースにものっていましたが、支店や営業所の閉鎖、企業の倒産が急激に増えたため、リサイクルショップでのオフィス家具が供給過剰で、買い取り価格も販売価格も下落しているとの事でした。
　少々他人事のような感覚もあり、そのうち鶴岡でもそうなのかな？と思っていたところで、新年明けて仕事始めからわずか１週間で４軒もの鶴岡営業所閉鎖に伴うオフィス家具の見積もりの依頼が入りました。リサイクルショップにとっては買取りが命です。お売りいただく方がいて成り立つ商売です。本来ならば喜ぶべき事なのですが、やはり他人の不幸、素直には喜べません。しかもオフィス家具というと、一般消費物とは違い、ただただ安ければ売れるという物でもございません。よいソファーが安ければ『買い換えようかな』きれいな洗濯機が安ければ『収入も減ったし中古でいいかな』と思うかもしれませんが、その点オフィス物は難しいのです。１つ１つが店内でも場所をとる上に、１つの事務所（営業所）から出る量もそこそこございます。状況をみながらお断りする場合もございます。


　まだ移動の時期でもないのに、単身赴任らしき方の引越しも少々ございます。この様な状況を決して追い風などと言ってはいけないと思います。逆にリサイクルショップはこの様な状況の方を支援できる企業であると考えます。そして働けるという喜びを日々かみしめよう。