スパイバー関山社長の公演

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鶴岡市のバイオ研究棟がある一角に、スパイバーというベンチャー企業が工場を建設している事は皆さんご存知だと思います。蜘蛛の糸の繊維を人工的に製造する事に成功した企業で、そこの関山社長の講演会が、私の義兄である公認会計士事務所の会合で行われました。

蜘蛛の繊維の人工化にはアメリカの軍やドイツが先行して研究していたトコロに、遅れて参入にたにも関わらず、いち早く成果をあげたそうです。公演の初めの方で、蜘蛛の糸が強くて弾力がある事を例えて、大きさがあればジャンボジェットをキャッチできると説明していました。これをアメリカが軍をあげて研究しているのは、敵機や発せられたミサイルをキャッチする為と、なんとも昔のアニメ的な発想をしてしまいましたが、防弾チョッキや戦闘服に使うのだそうだ（笑）。

関山社長が虫の特性から素材を開発した様に、私も講演会中に『他にはないのか？』考えてみた。カメムシのあの臭い液を人工的に作って、１００倍の臭さを発明したらどうなる？気絶するぞ。化学兵器になってしまう。では蚊のあの痒さを人工的に１００倍の痒さって、本当に何の役にもたたない事しか思い浮かびませんでした。

それにしても、こんな凄い研究を商品化しようという関山社長は慶応大学では文系の学科だったそうです。しかもまだ３０代。社長の公演を聴いて一番に思ったのは、難しい事でも出来るんじゃないかと思いこむという事でしょうか？まずチャレンジしない事には先はないのですからね。

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