鬼畜 (松本清張)/TokyoTRIBE

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松本清張原作の映画、鬼畜のDVDを借りました。1978年に映画化されまして、私はテレビかレンタルビデオか忘れましたが、大学時代に見ました。とっても嫌な気分になる映画です(笑)。１０年ほど前に亡くなった友人もこの映画のインパクトに侵されて、子役の無機質な演技の真似をするのでした。その友人を思い出すので、更に見るのを止めていたのですが、先日つい魔が差した様に借りてしまいました。

私も子を持つ綾になり、大学時代より更に重く、嫌な気持ちになりました。逆に親子の絆の再確認を促す、、、というのが松本清張の狙い、、、では無い(笑)。だってタイトルが鬼畜だもの。ラストの緒方拳の号泣シーンはある意味ホッとします。ゲオの美咲店にもあります。是非借りて見て下さい。

この映画の↓キャッチコピーを知って、ガックリきました。見る予定の方は覚えておいてください。
弟はきっと星になったんだ。妹はきっとお金持ちにひろわれたんだ。父ちゃんはきっとぼくを殺せないよ。

園子温監督も好きで、新作のTokyoTRIBEを借りました。さすが園監督、素晴らしい映画でしたが、どうも私が大好きな時計じかけのオレンジと重なるシーンがあるのです。調べてみると、やはり園監督の時計じかけへのオーマージュ作品だそうです。ラップ版の時計じかけという感じです。

これを見た翌日、奇遇にも娘が『パパ時計じかけのオレンジのDVD持ってるんでしょ？』と言われてギクッとしてしまいました。見たいそうですが『少しエロいからダメ』と断りました。もちろん男の子だったら見せるんですけどね(笑)。可愛い娘には見せられません。しかし、どこから時計しかけのネタを仕入れてきたのだろう？高校生がいにしえの名作を振り返るのは良い事だと思います。こんな風に『パパTheRAMONESのCD貸して』とか『ジミヘンのCD貸して』と言われたら嬉しいんですがねぇ。


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