寝覚屋半兵衛さんの麦きり

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最近はうどんにハマっております。それから夏が近づくと庄内人にとっては麦きりが美味しい季節という事もあり、この日は寝覚屋半兵衛さんにお伺いしました。当店と同じ水曜日定休という事もあり、本当に久し振りです。

そう言えば、仕事で関西の方と鶴岡で昼食する事になり『麦きりって何ですか？』と聞かれた事があります。もちろんざるうどんとは答えましたが、何ともシックリこない言葉ですねぇ。



蕎麦もありますが、もちろん麦きりです。まだ１１時で、朝食をとって間もない事もあり、普通盛りをオーダーです。あの麺を茹でるのですから、やはり着丼まではそれなりの時間を要します。

↓これも庄内ならではですねぇ。メロン子の浅漬けです。

↓もう粘りが凄いです。全盛期の２代目貴乃花なみの粘り腰です。それから細くもなく、太くもなく、丁度良い麦きりです。

↓ほんのり甘さのある、そしてシッカリ出汁の利いた付けだれも美味しい。この品質で６７０円は本当にリーズナブルだと思います。

↓他ではワサビが多いのですが、ここではマスタード。これが付けだれの甘さを引き立て、絶妙の仕事をします。

↓麦きりなのに、〆には蕎麦湯を提供してくれます。まぁ麦を茹でたお湯は要りませんがね(笑)。

もう大店主は店頭に出ていませんでしたが、銀行の会合にはたまに出てきます。以前、隣に座っていたので話をさせていただきましたが、『ウチの麦きりなんか大した事ないですよ』と酒田の半月さんの様な事をおっしゃります。私が『いやいや、あの麦きりの美味しさはハンパ無いです。小麦粉も拘っているんじゃないですか？』と言うと『全然拘ってなんかいませんよ。外国産だし、、、』困った私は『でもあのカラシも美味しいですよねぇ』と言うと『あれも普通に食材やさんから仕入れたものだよ』と、話が盛り上がりませんでした。特別な素材を使わずに、これだけの麦きりを提供できるのは腕ですよね？と返せる言葉を今考えました(笑)。

↑帰る頃には駐車場にもクルマが沢山入って来ましたが、わたし以外は全て県外ナンバーでした。

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