【虫の嫌いな方はご注意下さい】
7月11日夜7時頃、写真愛好家のSK君が、羽化しかけているクマゼミの羽化をひまちゃん、かなちゃんに見せてあげるようと、遠いところをわざわざ持って来てくれました。
今まさに、羽化の瞬間。ひまちゃんママ、さすが保育園の先生。葉っぱでは羽化しにくいと木の枝をとってきて添えてあげると、うまくクマゼミが枝に乗っかりました。これで、うまく羽を伸ばせるね。
まずは、羽化の保育満点でした。
さて、ここから、ひまちゃん、かなちゃん、羽化の瞬間のお勉強。なんで、夜に羽化するの???ひまちゃんママの質問にかなちゃん、夜は外敵が少ないからだよ。当たり~~~!じゃあ、羽はどうして伸びるの???
うう~~~ん、体液が羽に送り込まれるんだよね。そうか、なんて興味津々のかなちゃんでした。
ひまちゃん、かなちゃん帰った後は、田舎親爺の仕事、羽を伸ばす瞬間をカメラに納める事になりました。夜は1時頃まで、朝は5時過ぎから観察を続けました。
おはよう。ひまちゃんがさっそく朝からやって来て、羽化したクマゼミと記念撮影。初めての経験に大喜び、クマゼミさん外に出してあげたら、いつのまにやら飛んで行っていました。
SK君のお陰でみんな、いい経験させてもらいました。ありがとう。
睡魔でうまく撮れていません。よろしければご覧ください。
【クマゼミ】NHKさんの資料お借りしました。
クマゼミは、関東地方より西に多くすむセミです。体長は6センチ。日本にいるセミの中では最も大きなセミのひとつです。クマゼミが鳴くのは午前中です。おなかを震わせて大きな鳴き声を出します。こちらはクマゼミのメスです。セミのメスは鳴きません。オスはメスを引き付けるために鳴くのです。夏の夕方。土の中からクマゼミの幼虫が出てきました。幼虫は、土の中で5回の脱皮を繰り返し成長します。セミの幼虫は、何年も土の中で過ごすといいますが、クマゼミの幼虫の期間がどれぐらいかは、まだわかっていません。やがて葉の裏につかまった幼虫は、じっとして動かなくなります。背中の皮が割れてきました。クマゼミの羽化です。全身が出たあとは、じっと羽が伸びるのを待ちます。羽の隅々まで体液が送り込まれることで羽が伸びるのです。クマゼミは、一晩かけて体が十分に固まるのを待ちます。
出典:NHK for school