廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM2004年3月(上)

2021-08-04 22:22:22 | Weblog
国際化の影響
at 2004 03/01 23:58 編集


 図書館が休みの今日、ネット巡りをしていたら面白い記事を見付けた。 評論家の玉木正之氏のスポーツコラムなのだが、先月から私の言いたかった事をズバリと書いています。 私も読んでいて思わず膝を叩いてしまった。 今回はネット上の記事なので引用なんてせずにアドレスを入れておきます。 良かったら読んでみて下さい。 ...膝に手形が付いてしまったな。


 野球もサッカー同様にプロによる代表チームを結成してワールドカップを行うと言われているし、またメジャーリーグは日本や韓国など外国の選手も対象にした『世界ドラフト』を行う事も考えているとか。 野球も国際化が進めばいずれ今のサッカー同様の国際的システムが整備されて行くだろう。 そうなった時、日本のプロ野球も今とはまた違った形になりそうな気がする。 まだ具体的なイメージがわかないのだが。


 メジャーリーグの考えている『世界ドラフト』が本当に行われたら? アメリカでは長い夏休みの後、9月から新学期になる。 その為にドラフト会議は6月頃になるのだが、それに日本も巻き込まれた場合、夏の甲子園大会に”メジャーリーグの●●に入団が内定している××選手”が参加する事(サッカーでは普通の事なのだが)になったり、それはダメだと言うのなら高校3年生は甲子園には出られなくなったり...と相当な影響が出るでしょう。 サッカーみたいにプロ・アマ一体化した組織に統一すれば問題無いのだろうけど...


 話は変わりますが、以前”野球版ワールドカップ”について書きました時に引用した文章の中に『国際野球連盟(IBAF)』と言う名前があったのを覚えていらっしゃるでしょうか? 実は私も初めて知った名前だったのですが、これはサッカーで言う『国際サッカー連盟(FIFA)』みたいな機関でしょうか? 私は知らない。 ただ、将来は『IBAF』が『FIFA』みたいな組織に発展すれば日本のプロ野球でも「新リーグを作って脱退するぞ!」などと言う下らない恫喝は通用しない時代になるのではないでしょうか? まだ先の話かも知れないが...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


再就職
at 2004 03/02 23:08 編集


 今朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)を見ていると戦力外になった選手の再就職事情を紹介していた。 番組では元ホークスの大越外野手(選手では無いので以後”さん”付け)や元ファイターズの黒木投手が出て来た。 大越さんは現在、高校野球の監督を目指して大学に入り直して勉強中だそうだが、いつか高校野球の監督として戻って来る事を期待したい。 現在、プロと高校野球との関係が改善されつつあるし、もっとプロとアマとの人材交流が進んで欲しいものだけど。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


便利と不便
at 2004 03/03 22:50 編集


 今週末にNHK衛星放送でプロ野球70周年企画と称して過去の名場面や名選手達の映像とかが見られる番組を放送するみたいだ。 あまり期待し過ぎると外れた時に落胆も大きいからそれなりに期待して見るつもり、一応ビデオには撮っておくとするか。 昔は良かったなどと懐かしがる趣味も無いが、昔のプロ野球を知る事は勉強にもなるだろうと思う。


 同じNHK衛星放送ではいつものメジャーリーグ中継の宣伝もやっている。 映像からは太陽や風、空気、それに天然芝の匂いも感じる様な気がする。 それに対して日本のプロ野球は相変わらず天候の変化も無いドーム球場の密閉空間に応援団の演奏(?)と... 野球場に”自然”を取り戻さなくてはプロ野球中継が人気を取り戻す事は無いと思います。


 日本で現状、ドーム球場が必要不可欠なのは札幌だけだと思います。 雨天中止があるのはある程度仕方が無いのでは。 雨天中止で用意した弁当などが無駄になるのなら、球場での弁当の販売自体を止めても良いのではないでしょうか。 私も今まで何箇所かの球場で観戦しましたが、野球場の周囲にはスーパー等の商店が多数ありました。 飲み物とかは球場で販売し、弁当とかは持ち込みでも良いのではないでしょうか。 将来的には携帯電話を使ってチケットの販売と(中止の際の)払い戻しも出来る様にすれば良いと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アイデアの”鮮度”
at 2004 03/05 00:58 編集


 昨日の新聞によると、プロ野球の根来コミッショナーがセ・パ両リーグ交流試合の実現に前向きなコメントを出したそうだ。 早速、図書館に行って調べてみたが記事の大小はあるものの、ほとんどの新聞でこの事を取り上げていた。 就任以来、私も含め批判も多かった根来コミッショナーだが、ここに来て”仕事”をする気になったか?...ただ、発表から一日経ったものの、あまりこの話は盛り上げっていない気もするな。 10年、せめてあと5年早く実現していたら私も手放しで喜べたのだが。 もちろん、これは根来コミッショナーの責任では無いけれど...


 今、スポーツニュースを見ているとプロ野球の他にメジャーリーグにサッカーのJリーグ、またヨーロッパのサッカーにバスケットボールのNBAなど、世界中から様々なスポーツ情報が入って来る時代になったと感じます。 今も相変わらずマスコミでは「巨人人気の凋落?、いやそうでは無い。」みたいな事を語っているがそうでは無く、今はプロ野球そのものが生き残りを賭けて何かしなければならない時期になっている。 マスコミの連中のご希望通り、タイガースが復活して再び”巨人・阪神”が優勝争いする展開になったはずなのだが、何でこれで”プロ野球の危機”が叫ばれるのだろうか?


 パ・リーグの『プレーオフ構想』は各方面から批判されたものの、去年下位チームの戦力補強を促した分、少なくとも何もしないよりは良かったのではないかと思いました。 今回の交流試合構想も遅きに失したとは言え、やってみれば何か良い影響を与える可能性はあります。 是非実現してもらいたいものです。 以前、試合数が増えると嫌がって交流試合導入に反対したプロ野球選手会も今回は協力をお願いしたいものだ。 第一、プロ野球が潰れたら自分達の仕事が無くなるのだから...


逆転のチャンス

 今日からカープは神宮球場でスワローズとの三連戦です。 例によってテレビ中継は広島地区は番組の差し替えによる地上波放送がありました。 他にはJリーグ中継などでお馴染みのダ・ゾーンで......


駅前にて
at 2004 03/06 23:58 編集


 今日、駅前を歩いていたらカープの(レプリカ)ユニフォームを着た子供二人が駅の方角から歩いているのを見掛けた。 どうやら今日は広島市民球場で試合があったらしい。 後で調べたら本当にベイスターズとのオープン戦が行われた様だ。 昨日、博多(歴史好きの私は福岡では無くつい博多と呼んでしまう)でホークスと試合したばかりなのにプロ野球選手も大変だ。


 駅前にある広島総合銀行には今年も恒例の『カープV預金』の案内が出ている。 カープが優勝なら0.3%、2位なら0.2%、3位なら0.1%金利が上がると言う趣向だ。 なかなか面白いので私も関心はあるが預けるお金が無いので今年も断念だな。 カープは現在、世代交代の途中だが、いつか優勝を期待出来る戦力が整う時には定期預金が出来るくらいのお金を貯めておきたいものだ。


 新聞によると、カープの新しい球場の予定地だったJR広島駅の東にある旧貨物ヤード跡地だが、今のまま”塩漬け”になったままでは市の借金ばかり増えるので、とりあえず駐車場にして貸し出すみたいだ。 本当に残念な事だ。 何とか内外からの投資を集められるアイデアをもっと考えて行かないとな。 ちなみに、最近リニューアルしたカープの公式ホームページではファンからのご意見・ご希望のメールも受付中です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


時代を創る
at 2004 03/07 23:59 編集


 アテネオリンピックを目指している野球日本代表チームの長嶋監督が脳梗塞で緊急入院した。 あれから3日経つが意識もしっかりしており、既に簡単なリハビリテーションも始めているそうだ。 アテネオリンピックは5ヵ月後の8月に迫っており、本人は早期復帰しようと必死なのだろう。 私は医者では無いし、直接見た訳では無いので断言は出来ないが治療も早かったし、現在最高レベルの医療技術を投入しているのだから比較的早く回復して社会復帰出来ると思います。(昔の職場の先輩に脳梗塞で倒れた人がいたのだが、半年で職場に復帰されました) でも...単刀直入に言うと、私は監督を交代する方向で準備を進めるべきだと思っています。 理由はもちろん“再発の危険性”です...


 日本のマスコミにはある“タブー”(禁忌)がある。 それは不幸な結末を予測して語る事は出来ないと言う事です。 多くの日本人は「自分は“無宗教”だ。」と思っているが、でも一方で無意識の内に口に出した言葉が現実になるという『言霊』と呼ばれる宗教的感覚を持っている。 だから“失敗する“、”飛行機が落ちる“などの不吉な結末を予測すると「不謹慎だ!」と批判される事になるし、実はこの私も人一倍迷信深い性分だと思っている...だが...テレビのニュース等で聞かれる”街の声“は主に「日本の監督は長嶋さんしかいない。 一日も早い復帰を願っています。」と「多忙さとプレッシャーでお疲れなのでしょう。 ゆっくりと休んで欲しい。」だが、オリンピック本番まで5ヶ月を切っている現状では明らかに矛盾している...


 政治やビジネスの世界で“危機管理”という言葉がよく出て来る。 不測の事態を想定して常に備えをしておくと言う、先程の理由で(私も含む)迷信深い日本人には非常に苦手な分野なのだが、今はそれが必要な時ではないでしょうか? 去年のオリンピック予選の時に“国の為”だとか“日の丸を背負って戦うプレッシャー”などという言葉がよくマスコミに登場したが、それ程の責任が伴うのなら「長嶋監督の病状は早期に回復する。」はともかく、「オリンピックが終わるまで長嶋監督の体調は持つでしょう。」と言うのはあまりにも“希望的観測”なのではないでしょうか? 今は“希望的観測”より“危機管理の原則”が必要な時です。 迷信深い私には言いにくい事だが、もしも長嶋監督がオリンピック本番の時に再び倒れられたらどうなるのか? マスコミが言っている通り、国を背負って戦う重圧と連日30度を超える気候の厳しさなども考えればありえない話では無い。 そうなったら一体誰が責任を取るのか...?


 新聞によると野球日本代表チームのアテネオリンピックまでの予定は、今月末からオリンピック派遣メンバーの選定作業を開始して所属チームとの折衝を行い、7月に台湾・キューバ代表チームとの壮行試合、8月始めにイタリアで合宿に入り、8月半ばからオリンピック本番に入る。 今書いた通りオリンピックは5ヶ月先だが、その準備に関してはもう今月から始まるのだ。 監督が急に変われば混乱も生じる。 だから出来る限り早く決めるべきだ。 今言えば“不謹慎”と非難されるので発表は長嶋氏の回復を待ってからだが、早めに人選を進め(水面下で)日本代表メンバーの選定にも関われる様にするべきではないでしょうか? 後任としては前タイガース監督である星野氏の名前が挙がっている様だが、私としては来年3月に予定されている『野球ワールドカップ』まで監督を務められる人物こそふさわしいと思っています。 もちろん、『野球ワールドカップ』の開催は正式に決まっていないのだが、あらゆる事態を想定して備えをしておくのが“国を背負って戦う”責任を持つ人の務めではないでしょうか...?


 実のところ、水面下では既にオリンピックの本番は新しい監督で行くと決まっているのだろう。 不謹慎との批判を避ける為に発表はまだ先になると思うが。 日本のプロ野球が初めて経験する国際試合を制したアジア予選での長嶋氏の貢献は大いに認めるのだが、縁が無かったのかも知れないな...今、縁が無かったと書いてしまったが、オリンピック本番まで半年を切った今の時期にこの様な事態に見舞われたのも何かの巡り合わせなのかも知れない。(命に別状は無いと聞いているから書ける事だが...) 今回、プロによる全日本チームがオリンピックに挑む事は日本の野球にとって“歴史的転換”で、新しい時代の扉を開く事になるだろう。 その“時代“とはサッカーのJリーグ同様、”全ての球団はホームタウンに根ざし、全国的支持は日本代表チームが得るプロ野球“と言うものになる、と言うより、そうならないとプロ野球がメジャーリーグやサッカーなど他のスポーツとの競争の中で生き残って行けないだろう。 それは長嶋氏が築き、駈け抜けて来た”ジャイアンツが人気を独占し、ジャイアンツが全体を引っ張る巨人中心のプロ野球“と言う時代と価値観が全く違う(正反対と言っても良い)のだ。


 同じ人間が全く違う二つの時代を創る事は長嶋氏に限らず誰にも出来ない事ではないでしょうか? 本当にこれも何かの“縁”で、歴史が新しい時代を創れる人間の登場を促しているのではないでしょうか。 長嶋氏にはゆっくりと休んで病を完治させ、新しい時代の到来を見守って欲しいと思っています。 “観客”として...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


刹那的な生き方
at 2004 03/08 23:58 編集


 今日のカープは倉敷でジャイアンツとのオープン戦だったらしい。 金曜日に博多、土曜日に広島、日曜日に福山、そして月曜日には倉敷とオープン戦とは言え移動は公式戦以上にハードだな。 カープでは栗原選手が満塁ホームランを打ったらしい。 レギュラーに定着出来そうでなかなか出来ない栗原選手だが、同じポジションを狙う比嘉選手の加入が刺激になっているのだろうか。 シーズンに入ってからの活躍にも期待しよう。


 昨日書いた野球日本代表の監督問題だが、アマチュア球界のお偉いさんは長嶋監督続投に固執しているみたいだ。 私の言いたい事は昨日だいたい書きましたが、一言言わせてもらうと「私個人としては、長嶋監督体制でアテネに行ってほしいと思っている。予選はコーチ陣で戦っても勝てるだろう。長嶋監督は決勝トーナメントだけベンチに入ってくれればいい。」とはちょっと言い過ぎでは? 国際試合はそんなに甘いものでは無いと良く知っておられるはずだが...


 もう一つ、これから国際化した新しい野球が始まるのだが、長嶋氏が監督を出来るのは今度のオリンピック、長くても来年の野球ワールドカップまで。 現在やっている事にどこにも将来に繋がるものは無い。 現在の日本代表コーチ陣にも将来、日本代表チームの監督を務められる人材は見当たらないのだが... 若い人の生き方が刹那的だと言う人は多いのだが、”不惑×2”の方の考え方も相当に刹那的だな...


 最後に、長嶋氏を監督にする事は”手段”だったはずで”目的”では無いはず、日本代表チームの”目的”は他にあるはずです...

 ...以上です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿