廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

平和記念資料館へ

2020-09-24 22:22:22 | Weblog
 今日は木曜ですがカープは9連戦の後の移動日で試合は休みです。 今日の広島地方は夕方から雨になりましたが明日の朝には止む模様で夜に行われるマツダスタジアムでの試合開催には問題が無いみたいですね。 明日から広島でも観客数制限の緩和で5000人から1万6000人に増えますけどチームが不調なので期待が持てませんが、それでもチケットが完売するだろうから球団側も勝つ意欲が。


9月24日の巡回備忘録

 徒歩で自宅を出発⇒五日市駅から路面電車で広島市内中心部へ⇒原爆ドーム前電停で下車⇒市民球場跡地は来年の全国都市緑化フェアの準備で閉鎖中⇒原爆ドーム・おりづるタワー・平和記念公園⇒......

 先日、広島市内中心部に出ましたけど台風で商業施設が軒並み休業していたのでリニューアルオープン後では初めて平和記念資料館に行って見ました。 展示内容についてあまり詳しくは知らず、被爆直後の広島市内の惨状を再現したマネキン人形のジオラマを撤去した事が物議を醸した事を記憶しています。 しかし実際に見ると危惧されていた様に展示内容が”マイルド”になった印象は無かったです。


 平和記念資料館、新しい展示内容ですが私の印象としては殺人事件で被害者の人となりについて報道しているのを見てる様な感覚を受けました。 原子爆弾によってボロボロになってしまった遺品と生前の写真を並べて展示しているのを集める事によって何十万人もの犠牲が単なる”統計”にならない様に。



 4連休中だった今週の月曜日、広島市内中心部に出て平和記念資料館に行って見ました。 もう一度行って写真を撮ろうと思っていたのですが物凄い混雑で入場制限が始まっており、16時なのに早々と一般入場を終了してしまっていたので入るのを断念しました。 コロナ問題で入場者は減っていますけど国内観光客が中心の現状ながら回復傾向にあり、週末や今回の様な連休では入場制限とかが...



 平和記念資料館の中には入れませんでしたが館内では上の写真の風景を途中の通路に設けられた休憩所から見下ろせる様になっています。 これは非常に良かったです。 私も重苦しい気分から急に”一大パノラマ”的な風景を見せられて開放的な気分になりました。 これは広島市側が元の平和記念資料館を訪れた観光客の方から感想を聞いて順路の途中で気分転換になる様な仕掛けを導入したのではないかと。 もっとも中国新聞や地元テレビ局はこう言う事は報道しないのでしょうね、原爆被害のみを前面に出すだけの展示では見る側は気が滅入ってしまうとか言うと嫌がる(一部の)読者や視聴者に忖度して。 そして原爆慰霊碑から原爆ドームまでの風景、例のオバマ元アメリカ大統領が見たと言うあれですが、ここで見てそれで十分と思う観光客も居るかと。 原爆ドームは中に入れず見るだけしか出来ない事も観光客は知っていますし。 せっかくのパノラマを活かせる魅力的な景観で興味を持って貰うしか。 観察してると資料館を出て原爆慰霊碑にお参りしUターンする人が多いのが気になるが。



 広島駅の近くに在る旧西国街道の案内板です。 これを見ると何で平和記念公園の中を道路が横切っているのか分かります。 この場所より平和記念公園の中とか、出来れば平和記念資料館の休憩所とかに設置して観光客に情報発信するべきでは。 実際に訪れて見て平和記念資料館の展示がより充実した事は分かりましたが、それだけに資料館だけ見てもう十分だと思う観光客は多いのでは? ここの展示を熱心に見たら2時間は掛かります。 例えば修学旅行だと広島市内の宿舎を出て朝一番に平和記念資料館に入り、出る時はもう昼食時になっているかと。 そうなると原爆ドームすら行かずバスに乗り込んでお好み村とかに昼食を食べに移動してしまうかも。 おりづるタワーが開業前の目論見通り修学旅行の平和学習での利用が伸びないのも平和記念資料館だけで”お腹一杯”になるからかも... 長所と短所はコインの裏表で、リニューアルした資料館は観光業界の評価が高いけれど都市観光の面では。


 今や修学旅行の自由行動時間も面白い場所の少ない広島市内中心部から宮島に移っていると聞きますし、そんな状況では広島市内を見る時間は限られるのではと。 かなり久しぶりに平和記念資料館の中まで入って見ましたが館内の人の多さと、外の平和記念公園や原爆ドーム周辺との差に驚き。 今までは原爆ドームや平和記念公園もそれなりに人が来ていると思っていましたが資料館の人の多さと比べると半分にも満たないかも。 私が観察した印象では資料館を出て北側の原爆慰霊碑にお参りしてUターンする人が多く。 先程の西国街道の展示にしてもそうですが観光で広島市を訪れた方達の中では平和記念資料館の中で広島観光が”自己完結”してる人も多い事を考えると広島市が以前から熱心に取り組んでいるピースツーリズム(これ自体、結局は何をさせたいのか分かり難いのだが)とやらも資料館の中で情報発信して、とりあえず興味を持って貰い再び広島に来た時の旅行計画に組み込んで貰うとか。


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