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小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

スキー上達法2

2009-02-13 07:36:27 | 武道・スポーツ
スキーは大学の一年、二年の時、少しやった。大抵の緩斜面、中斜面はパラレルで滑れる。SAJのスキー検定を受けたら、3級か2級だろう。だが1級は通らないだろう。もう10年以上やっていないから、滑ったらどうなるかはわからない。冬に一度くらいはスキーに行こうと思いつつも、時間が勿体なので行っていない。それに、スキーの技術は頭打ちになって、上達する気がしないから、つまんないから行く気がしないのである。2級のレベルでもそうである。ずっと以前、テレビのスキー教室で、かなり上手い中級者のレッスンの番組があった。生徒の中で、女の人でパラレルでかなり上手い人(2級は通るだろう)がいたが、なんだかさびしそうだった。スキーは2級ほど上手くなれても、1級(達人)になれず、上達がとまってしまうと2級ほど上手くなれても、つまらなくなって、やめてしまう人は理想の高い人なら、ありうるだろう。どうすれば1級になれるか、わからなかった。SAJに限らず、スキー教本では、加重だとか、足の裏の感覚だとか、ターンにおける体の伸びとか曲げとかが、さかんに書いてある。デモンストレーターなら、当然、その感覚はわかる。しかし、2級の人では、何の事だかさっぱりわからないだろう。2級のレベルの人では、山回りの、踵の捻り押し出しが出来ないからである。一見したところ、初級者には2級の人の滑りは問題なく上手いように見えるだろう。しかし、見かけは上手く見えても、2級の人のターンは、スキーのターンにおける重要な運動要素が身についてないのである。だから、スキー教本を読んでも、意味が解らないのである。ただ2級ほどのレベルの人は、どんな斜面でもパラレルで滑ることは出来る。さて、私はスキーの上達はゲレンデ選び、と書いたが、たまたまYou-Tubeを見て面白い事に気づいた。
そして、私自身、試してみたくなった。それは、内スキーターンである。これは、上級者が、余裕綽々の特技として披露するものだと思っていた。また実際、そうしている場合が多いだろう。そもそも内スキーターンというのは、変則的である。スキーは山回りにせよ、谷回りにせよ、強い遠心力に耐えるため外スキーで回るものである。ターンにおいて内スキーなど、いらないといってもいい。実際、強いエッジングが必要な谷回りでは、内スキーが浮いている写真は、よく駅でも見かける。私は2級の人が考えずにバンバン滑っても、上手くならない可能性が高いと思っている。それほどスキーのエッジの切り替えには、難しい運動要素があるからだ。そこでYou-Tubeをたまたま見て、いいと思ったのは、その運動要素を身につけるのに、内スキーターンを練習してみる事を提案したい。内スキーターンでは、エッジの切り替えの時、もろにエッジの切り替えの運動要素が要求されるのである。2級の技術の人では、内スキーターンは出来ない。いつも何となく、無考えに外スキーで滑っているからである。そのため下半身だけジャンプして横にずらす、難しい内スキーターンの練習は有効だと思う。それに、谷回りはスピードを抑えるブレーキなので、外スキーだけでも、一向にかまわないが、山回りはスキーのコントロール、スキーを回していくという運動局面なので、ターンのコントロールを外スキーだけでせず、内スキーへの加重を増やす事によって調節するということも、上級者ではしているのである。
2級くらいの人では、エッジの切り替えの時、自転車やオートバイのように何となく、体を回転の内側に倒す事によって、滑っている人が多いだろう。しかし、スキーのターンの運動はそうではない。自転車の回転では、硬いアスファルトにタイヤがくっついているから、それでいいし、また、それが正しい運動である。しかし、その感覚をそのままスキーに持ち込んで、ターンしてはダメである。スキーのターンは腰から上の上半身を動かさず、固定したまま、下半身をずらして自在に動かすのが、スキーの運動だからである。それはデモンストレーターの滑りを見ればわかる。上級者の、急斜面やコブ斜面のウェーデルンは上半身が石仏というか、ロボットのように固まって、下半身だけが激しく動いている。

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