小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

じいさん特攻隊

2016-02-04 23:39:28 | Weblog
日本は、太平洋戦争で、神風特攻作戦をした。

国家総動員法、赤紙、学徒出陣、特攻である。

特攻隊員の、ほとんどは、学徒出陣の20ちょっとの大学生である。

私は、これに、ちょっと、疑問を感じる。

なぜ、若者に特攻をやらせたのか?、である。

もうちょっと、工夫することだって、出来たと思うのである。

大体、飛行機、ゼロ戦の、操縦、というと、難しいように、感じる。

しかし、ゼロ戦の、操縦の技術は、そんなに難しくないのである。

はっきりいって、操縦桿、の操作だけ、出来れば、ゼロ戦は、操縦できるのだ。

飛べるようになるまでの、ゼロ戦の、練習の滑走日数も、数日で、もう、操縦できるようになる。

自動車の運転より、はるかに簡単なのだ。

80歳を越した、じいさん、でも、車は運転している。

若い学生は、国家の戦争のために、色々と、労働力にすることが出来る。

それを死なせてしまうのは、もったいない。

それより、ゼロ戦の操縦は、簡単に身につけられるのである。60代、70代、の、じいさんは、体力が落ちていて、労働力にはならない。

着地の技術にしたって、特攻機は、敵艦に突っ込むのだから、着地の技術なんて、いらない。

練習の時には、指導官が、マイクで、指導すれば、出来る。

敵艦を見つけたら、あとは、全速力で、突っ込むだけである。

だから、特攻隊は、じいさん、に、やらせた方が良かったのでは、ないかと思うのである。

じいさんは、とっくの昔に結婚していて、子供も孫も、いて、人生を十分、満足するほど生きて、体力は落ちているから、労働力にはならず、しかしゼロ戦の操縦は、簡単なのだから、特攻隊は、じいさんに、やらせた方が良かったと、思うのだが。

「☆」

さらに、若者の特攻でも、敵艦に標的を定めた後、速度全開にしたら、あとはパラシュートで、ゼロ戦から、脱出すれば、死なないで、すむとも思うのだか。

敵艦船の対空砲を、すりぬけるように避けて、操縦して、敵艦に命中させる、なんてことは、技術的に不可能なのだから。

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