小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

世界新記録は百害あって一利なし

2019-01-06 20:14:58 | 武道・スポーツ
世界新記録は百害あって一利なし。

と、僕は、思っている。

というのは。

世界新記録を出すには、体に無理をかけねばならない。

もちろん、トレーニングの仕方も、研究され、体の鍛え方も、研究され、向上している、とはいえ。

やはり。

世界新記録を出すには、体に無理をかけねばならない。

だから、スポーツは、どんどん、専門化され、一つのスポーツしか、出来ない、アスリートが、これから、どんどん、増えていく。

(というより、もう、完全にそうなっている)

アスリートは、自分のやっている、たった一つの、スポーツを、とったら、人間的に、何も残らない。

だから、現代のスポーツは、世界新記録、と、怪我、の、競技になっている。

なんやら、ニュースキャスター、や、国民は、トップアスリートの、怪我について、心配しなければならない義務があるような雰囲気である。

しかし、僕は、ぜんぜん、そんなヤツらの、怪我の心配なんて、していない。

なぜなら。

世界新記録を出すには、体に無理をかけねばならないので、怪我をする可能性が、高くなる、ということは、わかりきっているのに、自分が、世界新記録を出した、アスリートになりたい、という、自分の欲望のために、体に無理をかけているのだから、怪我するのは、そいつの意志で、選んだ、完全な、そいつの、自己責任である。

それを、何で、赤の他人の、ニュースキャスター、や、国民が、心配しなきゃならない義務があるの?

もちろん、「義務はない」、けれど、そういうヤツら、を心配しなきゃ、非国民だ、売国奴、だ、という、空気は、日本に間違いなくある。

私には、さっぱり、わからない。

これは、世界新記録だけじゃなく、オリンピックの金メダルにしても、そうだし、何億という、年俸を稼いでいる、全てのプロスポーツ選手についても、全く同じ。

天候が危ないと、わかっている山に無理して、登った、登山家は、死んでも、そいつが、悪いのである。

それと、同じ理屈なのに、なぜ、アスリートの場合は、そんな、バカなヤツの心配をしなきゃならないの?

私には、さっぱり、わからない。

日本人、(人間)、は、みんな、バカ。



しかし、中には、本質を見抜ける、わずかな少数派もいて。

羽生結弦選手が、怪我をした時、そのコーチは、「怪我をしてくれて、新記録出し競争に、歯止めがかかってくれて、助かった」、と言ったコーチもいた。



あと、報道ステーションの、「熱盛」、も、あまりにも、バカバカしい。

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