かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 282(トルコ)

2019-06-26 20:58:27 | 短歌の鑑賞
 馬場あき子の外国詠37(2011年3月実施)
  【遊光】『飛種』(1996年刊)P121~
   参加者:N・I、井上久美子、崎尾廣子、鈴木良明、曽我亮子、藤本満須子、
       渡部慧子、鹿取未放
   レポーター:曽我亮子 司会と記録:鹿取未放
   

282 沈黙せよ旅のかがやく船着場トルコのかもめ啼きかはすまで

     (当日意見)
★「沈黙せよ」は自分時自身に言っているのでしょう。心をすませよう、というくらいの意味では
 ないですか。旅の心弾む船着き場の風景の中にいて、カモメが啼きかわす声を聞こうと思ってい
 る。ほんとうはカモメの奥にもっと深いその国独自の何かを感じ取ろうとしているのでしょうね。
  (鹿取)



コメント
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