かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 275(中国)

2019-06-19 20:12:21 | 短歌の鑑賞
馬場あき子の旅の歌36(2011年2月実施)
  【シベリア上空にて】『飛種』118頁~
   参加者: N・I、Y・I、崎尾廣子、佐々木実之、曽我亮子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
   レポーター:T・H 司会とまとめ:鹿取 未放
   

275 魂は雪に紛れてありと言ひて青森の巫の泣きしシベリア

     (レポート)
 いたこは一生懸命祈ったが、依頼人の願う魂は、彼女の口に出てこない。それで彼女は「雪に紛れて彼の地をさまようているのですよ」と言ってその情景を偲んで泣いていた。(T・H)

コメント
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