かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 45(アフリカ)

2019-01-17 18:59:41 | 短歌の鑑賞
  馬場あき子の外国詠5(2008年2月実施)
  【阿弗利加 2 金いろのばつた】『青い夜のことば』(1999年刊)P165~
  参加者:K・I、N・I、崎尾廣子、T・S、高村典子、
       藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
  レポーター:N・I      司会とまとめ:鹿取 未放

45 われ昔鍛冶屋の友ありその祖父の打つ鎌の火を見てうやまひき

        (まとめ)
 日本でも鍛冶屋は昔ありふれた職業でどこの町にもあったらしい。(私がものごころついた昭和30年代の田舎に鍛冶屋はなかったが。)そうして子供たちは鍛冶屋の前で飽きもせずにその仕事ぶりを眺め、尊敬の思いで見ていたのだろう。「村の鍛冶屋」という文部省唱歌があったが、「あるじは名高き いっこく老爺(おやじ)」「かせぐに追いつく 貧乏なくて」などの歌詞があり、一連の歌のアフリカのバッタを作る老爺とイメージが重なる部分がある。(鹿取)

        おまけ

このシリーズで、アフリカ土産の素朴なサソリの写真を載せたが、
精巧、繊細な金の彫り物もあるよと、友人が絵はがきをくださったので、
その写真を参考に載せておきます。美しいです。



           




               

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