早朝、ホテルの前で、向かって右端が鹿取。背景はニルギリ。日付が間違っているが2003年11月
ジョムソンの飛行場前の通り、数軒の登山客向けの小さなホテルが並んでいる
ここでは徒歩か馬で移動する
川に橋が無く、道は整備されていないので車は無い。ジョムソンの街で唯一あるのが
ホテルマウンテンリゾート専用のこのトラクター、幌を掛けた荷台でお客さんや荷物を運ぶ
飛行場からホテルまで歩いて1時間少し掛かった気がする。
(2003年当時の話、今ではバスも通るようになっているそうだ)
ホテルに向かう山の中腹で。EXPRESSと名乗っているのがかわいい
スピードが出ないので、土地の子供達が飛び乗ったり飛び降りたりのいたずらを繰り返していた。
子供達は裸足だった。
※ニルギリはとても崇高で美しい山でしたが、フィルムを使うぼろいカメラの映像をデジカ
メで撮って載せているため、美しさが伝わらずに残念です。
ぜひ、ネットで検索して美しい山の姿をご覧ください。
一例として下のURLをあげます、中程にニルギリとダウラギリが載っています。
https://cannergy.sakura.ne.jp/theme/mt3.html
馬場あき子の外国詠15(2009年1月実施)
【ニルギリ】『ゆふがほの家』(2006年刊)81頁~
参加者:K・I、N・I、T・K、T・S、N・T、
藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:渡部慧子 司会とまとめ:鹿取 未放
──── ネパールのアッパームスタンに「こしひかり」を実らせた
近藤亨翁をたずねてジョムソンに行った。
(この詞書のような2行は、「ニルギリ」の章全般に掛かる。鹿取注)
125 水のごと静けき天よ未踏峰ニルギリを抱きほのかほほゑむ
(レポート)
ニルギリは未踏峰だという。たえず世界を意識し、また新しい分野に踏み入ってうたってこられた御自身の雄たる気概を「未踏峰ニルギリ」にむかって認識されたかもしれない。ここで何の構えもない天を「水のごと静けき」と抑制をきかせてたたえており、さらに「未踏峰ニルギリ」をあたかも「抱きほのかほほゑむ」とは眼前にこのうえもなき二物の在るを詠嘆している。(慧子)
(まとめ)
水のように静かな天が、未踏峰であるニルギリを抱いてほのかにほほえんでいる。天がほほえんで見えたのは朝日がのぼって空が明るい色を含んできたからだろうか。124番歌「未踏峰ニルギリに対かひ化粧(けはひ)する水のごと冷たき朝のひかりに」で崇高なニルギリに向かって化粧していた作者に、夜明けと共に明るさを増す空は、ゆったりとほほえんでいるように見えたのだろう。 (鹿取)
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