清見糺鑑賞19 鎌倉なぎさの会
125 いつになく太白澄める夕ぐれの空を背にして酒買いにゆく
「かりん」98年1月号
詩的な高揚感のある歌。酒好きだった李白の名にちなんだ「太白」が効いている。ただ澄んだ金星を見上げているのではなく、酒を買いにゆくという自分の動きを詠んだところがよい。かろがろとした気分で下駄履きで歩いていたのかもしれない。その夜の酒はいかにもおいしかったろうと思わせられる。
★ 母親を思っていたかもしれない。(藤本)
126 時まれに国語の授業がしたくなる若いこころを戦がすような
「かりん」98年1月号
国語の教師をやめたからこそ言える感慨かもしれない。本来、教えると言うことは楽しいことなのだ。教え子達に先生のあの時の授業はほんとうによかった、感動的だった、などと言われたことが何度もあったのだろう。
125 いつになく太白澄める夕ぐれの空を背にして酒買いにゆく
「かりん」98年1月号
詩的な高揚感のある歌。酒好きだった李白の名にちなんだ「太白」が効いている。ただ澄んだ金星を見上げているのではなく、酒を買いにゆくという自分の動きを詠んだところがよい。かろがろとした気分で下駄履きで歩いていたのかもしれない。その夜の酒はいかにもおいしかったろうと思わせられる。
★ 母親を思っていたかもしれない。(藤本)
126 時まれに国語の授業がしたくなる若いこころを戦がすような
「かりん」98年1月号
国語の教師をやめたからこそ言える感慨かもしれない。本来、教えると言うことは楽しいことなのだ。教え子達に先生のあの時の授業はほんとうによかった、感動的だった、などと言われたことが何度もあったのだろう。
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