かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  36

2020-07-13 19:18:45 | 短歌の鑑賞
     ブログ版  清見糺研究     百年の恋&たのしみは 
                        かりん鎌倉支部     

36 たのしみは心すなおにものふかく知りたるひとの話しきくとき
「かりん」95年3月号

 いきなり話が逸れるが、私は教員だったので「楽しみは~とき」で生徒に歌を作らせてみた。たくさんの面白い歌をがつくられたが、試しに「悲しみは~とき」でも作らせてみた。すると「かなしみは」で始めるとひとひねりしないと歌にならないことに気がついた。「たのしみは」の場合はストレートなものいいでも歌になる場合がある。この歌はその思いの深さゆえに歌になっているのであろう。(鹿取)


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