ブログ版 清見糺の短歌鑑賞 15 モロッコ見聞録
鎌倉なぎさの会
103 あかあかのトドラ渓谷のけぞりてこれはこれはと人はいうなり
「かりん」96年12月号
バスを降りて天を仰いだ馬場あき子は、「これはこれは」といって絶句した。
何しろ聳え立つ赤い岩の壁に限られて空が狭い。日本では層雲峡が絶景だが、
これはまったく質の異なった、和歌にはなりそうにもない絶景である。
あかあかのトドラ渓谷のけぞりてこれはこれはというばかりなる
(清見糺「モロッコ私紀行」)
鎌倉なぎさの会
103 あかあかのトドラ渓谷のけぞりてこれはこれはと人はいうなり
「かりん」96年12月号
バスを降りて天を仰いだ馬場あき子は、「これはこれは」といって絶句した。
何しろ聳え立つ赤い岩の壁に限られて空が狭い。日本では層雲峡が絶景だが、
これはまったく質の異なった、和歌にはなりそうにもない絶景である。
あかあかのトドラ渓谷のけぞりてこれはこれはというばかりなる
(清見糺「モロッコ私紀行」)
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