シャンン農場の鶏小屋、放し飼いで林檎の木の根元を駆け回っていた
ブログ版馬場の外国詠 18
09年5月)【ニルギリ】『ゆふがほの家』(2006年刊)89頁~
参加者:K・I、N・I、佐々木実之、曽我亮子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:N・I 司会とまとめ:鹿取 未放
147 ムスタンのシャン農場にかけろゐて貴種のごと生む卵のひかり
(レポート)
古語であるかけろと書くことによって、その地にとっての鶏の貴重さが表されている。たぶん放し飼いなのでは。村人達にとっても栄養源の光そのものです、卵は。(N・I)
(まとめ)
前作(ムスタンのシャン農場の鍛冶男まづ火を生めり鞴を引きて)に続くシャン農場での属目。鶏が放し飼いになっていて、広い林檎園などを駆け回っていた。溝や畝などをひょいと跳び越える姿を目にしたが、なるほど女王のような風格があった。卵を生む場所は決まっていたのだろうか。しかし、その輝かしい卵が住民の口に入るかどうかは聞きそびれたが危ういのではないだろうか。公的な農場のものだし、農場の貴重な現金収入源でもあるだろう。(鹿取)
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