かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  151

2021-10-05 16:51:42 | 短歌の鑑賞
 ブログ版清見糺鑑賞 23  東芝Rupo
                    かりん鎌倉なぎさの会  鹿取 未放
     
151 葉ざくらの角を曲れば死のごとき影がこえなくよばう日ざかり
                「かりん」2000年8月号

 夏のあまりに激しい陽光の中にふっと死の影が忍び寄る心理状態になることがある。それを詠んでいるのだが、「葉ざくらの角を曲がれば」という具体がうまく歌を演出して説得力がある。

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