お手てはぬくいです(笑)

手が冷たい人は心が温かい・・一度はきいたことないですか?
私の手は、年中ホカホカです。

ゴリラ、イケンスル

2010年07月06日 10時17分29秒 | たきちゃん家
「姉ちゃん、どうしようか。。。」と妹から電話。

きけば、たきちゃんが妹の財布から五千円を盗んだという。

これって、問題よね、やはり。


「どうしようかといわれても、うちではまだ、
そんなこと気づいたことないからなぁ。。。」

そうなのだ。
子供が財布からお金を盗んでいたとして
私が気づく可能性は低い。

河童ならやったかもしれない。
でもバレた時の恐ろしさを考えたら
悪いバイトに手を出す方が簡単だ。

銀行からおろしてきたばかりの現金をやられたので
妹はすぐに気が付いたそうな。

まず旦那であるゴリラにきく。
それから子供にきく。

きいたすぐあと、たきちゃんが二階のトイレに閉じこもったので
たきちゃんの財布をあけてみると
まさにそこに五千円があったのだという。

理由をきくと、たきちゃんはさらっと
「いや・・あった方がエエかなとおもて・・」と答えた。


この話を宝物にしてみた。
私では叱り方がわからないからだ。

宝物は開口一番「いじめじゃね?」と。

おどされている可能性ね・・あるかもしんない。

でも事実は、「遊ぶ金ほしさに。」らしい。


もうこうなると、お手上げね。


結果、この件は父親であるアホゴリラが説教することに・・

彼いわく、あまり頭ごなしに怒ってもダメなんだという。


幼い娘に平手うちくわすような父親が
何を祐天寺。バカじゃ中目黒。


「こんな時に怒らなきゃ、いったいいつ怒るんや
と思うんやけどなぁ。。。もう任したん。」とお疲れ気味の妹。


たきちゃんも、今や中2。
常日頃から、母親に反抗しているという。


「そりゃな、私もいろいろあったで。
修学旅行の積立貯金からちょっとづつ抜いてて
それが三者面談の時にバレて、大目玉くらったり・・
そりゃ・・あん時は大変な目にあったわ。」



・・・・・・因果応報?(笑)


そのゴリラは50歳をすぎて転職を考え中。

今の50歳は中2とたいして、かわらない。

罪滅ぼし・・明子さんの場合

2010年05月11日 20時48分25秒 | たきちゃん家
妹が10年ほど勤めていた美容室をやめた。
っうか、辞めさせられた。

妹はその美容室で、おもにパソコンを扱う作業をやっていた。

新聞作ったり、看板かいたり、給料計算したり
高齢者の送迎をしたり・・雑務全般。


オーナー明子さんには、ふたりの子供がいた。
彼女は子供をふたり産んでから、念願の夢だった美容室を開店した。

子供が遊べるスペースを作ったり、エステをはじめたり
商売を軌道にのせるため、明子さんは本当に頑張っていた。

家事や子育ては、100%母親に頼っていた。

そうやって20年以上経過。


頼られまくっていたお母さんも、時々入院するようになった。
すると、明子さんはお母さんを、車で二時間程かかる病院に入院させた。
看病は、自分の妹まかせ。
見舞いにも、行かない。


ばあさんが育てたふたりの子供。
ひとりはヤンキー、ひとりは役立たず。

ヤンキーで、常識のかけらもない長女は、それでも美容師免許を取得。
よその店に修行にでる事もなく、できちゃった結婚。
今は育児休暇中。

役立たずな長男は、県外の私立大学を卒業後、名古屋で就職。
ところが、一か月もたたないうちに退職。Uターン。

そこで明子さんは考えた。
息子を美容師にして、ゆくゆくはこの店を継がせよう。

さっそく美容師の学校に入れ、よその店に修行にだした。

ところが、その店でも、すぐ首になる。

なんの役にもたたないので、先輩に『もう、おまえ、外にでとけ!』と叱られた。
すると、彼は仕事をなげだし、家に帰ってしまった。

店がおわってから店長さんは、彼に電話。
自分が叱った理由と、仕事について、あれこれ説教していた。

愛する長男のうんざりした顔をみた明子さん、どうしたと思う?


受話器をとりあげ

『アンタ!!もういい加減にして!!
なに様よ、いったい。うちの子はもうやめさせます!!
これ以上なんかゆうんやったら、警察にゆうでェ!!』

と叫んだらしい。


ひきとり手がないので、彼も明子さんの元で働く事になったが
なにせ、役にたたない。

美容学校からでる宿題も、明子さんがやってしまうのだという。


ま、美容師にもなれまへんわなぁ、そんなんじゃ。


で、雑務をする事になったが
仕事ができない奴に限って、給料が少ないってゆうんだよなぁ~。


うちの会社で面接しても、給料の事をきいてくる人は
たいがいすぐやめる。過大評価してるんだろ、自分を。


で、うちの妹は首になった。
雑務はふたりもいらないのら。


ちなみに、この長男。
名古屋で仕事はできなったが、彼女はできた。

しかしそれも、数か月で遠距離恋愛に終止符がうたれた。

今、彼は美容院にはくるが
パソコンの前に、一日中座っているのだという。

本来彼がしなくてはいけない雑務は
明子さんがこなしているという。


思うんだけどね、子育てを親にまかせていた人は
変な所で、子供を甘やかすよね。
あれは小さい時に面倒をみてやらなかった罪滅ぼしじゃないスかね?


金メダルも政治家もいいけど
あんまり子育てをなめない方がいいんじゃないスかね?

子供が病気の時に、仕事やすんで看病するとか。
遠足の時の弁当は、気合いをいれるとかさ。
寝るまで、絵本をよんでやるとかさ。

そんな事があるから、反抗期をのりこえられるんじゃないスかね?



っうか、温さん、そんなことしてたんですか? っていうオチ。


たきちゃんはね・・瀧子っていうんだホントはね

2009年03月17日 20時13分22秒 | たきちゃん家
たきちゃんがいよいよ小学校を卒業する。
思い起こせば六年前。
小学校に入ったものの、ひとりでは登校できず
母である私の妹に、付き添われて通学していたたきちゃん。
趣味迷子だったたきちゃんは
学校生活の迷子になりかけたが
母の愛でめでたく卒業の日を迎える。

しかも卒業生の中の優秀者10人の中に選ばれ
賞状までもらってきた。

やったね、たきちゃん。
よく頑張ったね。
それ以上に君のママも頑張ったけどね。


そのたきちゃんから、夕方、妹に電話が入った。
歩きにでかけた妹に緊急の電話だった。



「お、お母さん?
あのな、さっくんがきてるんやけど。
どうしよ? 待っててもらう?」

「さっくんって誰?」

「幸子姉ちゃんやがな。
どうする?
今、玄関にきてるんやけど、待っててもらう?」


何年かに10分ぐらいしか会わない、義妹の突然の訪問。
妹はパニくった。


「えぇぇぇ・・・・さぁ~~~」


そう言って電話を切ったあと、私にかけてきた。

事情を話す、妹。

「普通さ~電話してから来るよねぇ。
びっくりしたわぁ。」と妹。

「それはそうだけど・・・
どうしようかときいてるたきちゃんに
『さぁ~?』って応えはないでしょうが。
アンタもしかして・・・」

「ん?」

「帰りたくないんじゃない?」

「へへへへ だからさ、姉ちゃんが帰りなさいって言ったら
帰ろうかと思って(笑)」


妹はとりあえず散歩を中断して
家にかえることにした。





家の前までくると、舅と義妹が玄関でたっているのがみえたそうな。


義妹に舅かよ。
気の毒に。


結局、幸子さんはたきちゃんの入学祝いを持って
はるばる関西からきたのだった。


たきちゃんがあほゴリラの願いどおりに育ったら
それはそれは喜ばしい事だろう。

頑張れ!!たきちゃん
君は筋肉バカになるな。