河童姫は「頂戴!」の一言で、私の持ち物を持っていく。
それが続き、イライラしていたので
逆をやってみた。
河童のカバンを我が物に、だ。
それはとても軽いカバンで、初老の女にはありがたい軽さ。
いざ使おうと中身を移し替えていた時だ。
ひとつしかない内ポケットから、とんでもないモノが出てきた。
「はい、ここで質問です。
お姫様のカバンから出てきたものは何だったでしょうか?」
正解は。
35億5千万人側が装着する避妊具、だった。
私の高校時代には近藤さんと呼ぶ人もいた、アレだ。
私は10分くらい考えた。
これはどうしたらいいのだろう?
気づかなかったフリで捨ててしまおうか。
準備がよいことをほめようか。
ちゃんと中身を確認しなかったことを、注意すべきか。
で、結局、姫様のお部屋をノックした。
「カバンのポケットにこんなん入ってたよ。
私には必要ないから、返すね。」
と、にこやかに両手で名刺を渡すように彼女にナニを返した。
すると特に驚きもせず、恥ずかしげでもなく
姫様は言ったね。
「は?! ナニ? いつのや、コレ!」
知らんがな。
なんでちょっと怒ってんねん。
不愉快なんはこっちじゃ。
でも、こんな事はもう起こらないと思う。
だって河童は最近言うようになったから
「もう‥デキ婚でもいいかなって、おもってるんや」て。
知らんがな。
好きにしたらええやん。
いっつもやりたい放題やん。
探さない、待つの。
とは、ならないのだろうか。
それが続き、イライラしていたので
逆をやってみた。
河童のカバンを我が物に、だ。
それはとても軽いカバンで、初老の女にはありがたい軽さ。
いざ使おうと中身を移し替えていた時だ。
ひとつしかない内ポケットから、とんでもないモノが出てきた。
「はい、ここで質問です。
お姫様のカバンから出てきたものは何だったでしょうか?」
正解は。
35億5千万人側が装着する避妊具、だった。
私の高校時代には近藤さんと呼ぶ人もいた、アレだ。
私は10分くらい考えた。
これはどうしたらいいのだろう?
気づかなかったフリで捨ててしまおうか。
準備がよいことをほめようか。
ちゃんと中身を確認しなかったことを、注意すべきか。
で、結局、姫様のお部屋をノックした。
「カバンのポケットにこんなん入ってたよ。
私には必要ないから、返すね。」
と、にこやかに両手で名刺を渡すように彼女にナニを返した。
すると特に驚きもせず、恥ずかしげでもなく
姫様は言ったね。
「は?! ナニ? いつのや、コレ!」
知らんがな。
なんでちょっと怒ってんねん。
不愉快なんはこっちじゃ。
でも、こんな事はもう起こらないと思う。
だって河童は最近言うようになったから
「もう‥デキ婚でもいいかなって、おもってるんや」て。
知らんがな。
好きにしたらええやん。
いっつもやりたい放題やん。
探さない、待つの。
とは、ならないのだろうか。