姑が死んだワケだが。
葬式はおもしろかった。
喪主である旦那とは、離婚する気で
法事関係に一切でないよと言ってあったが
仕方なく参加した。
でも姑の臨終には立ち会わなかった。
病院には行った。
病室に入ったら、義姉に帰された。
こん睡状態に入った姑に、悲しむ表情を見せない私が
ソートー気にいらなかったようだ。
私が電話をしに外にでた瞬間、義姉が旦那に叫んだという
「あいつを帰らせろ！！！」
いいねぇ～～。気持ちいいねぇ～～。
ら、ららららっきー♪
宝物のいる所で繰り広げられたケンカだったので
これで私は手がひけると思ったんだが
旦那がそんなケンカはしていないといいはるので
よほど、葬式を手伝わせたいのだなと思い
（喪主の妻という）役目をはたした。
葬式の2時間前になっても、実の妹達が姿を現さない。
（やはり嫌われてたんじゃね？？）
「お昼の弁当」にぴったりの時間に、おば達は現れた。
その中のひとりが、ビニール袋を探っていたかと思うと
私の手に冷たいものを渡した。
みると、ラップに包んだ野菜だった。
それがあなた、半解凍。
べちょべちょ。。。
ビニール袋からも、どんどん水が落ちている。
垂れ流し状態で、控室のたたみをべちょべちょにしていく。
「うちでよぉけ、とれたきんな・・」
・・・・知らんがな。
おすそ分けかなんか知らんけど、自宅ならいざ知らず
葬祭ホールに持ってくるって、どういう神経してるの？？
家族の誰かがとめるとか、水漏れしないようにしてくるとか
そんな配慮はできない？
これ、あなたん家の生ごみ処理だよね？？
とんでもなく悪い空気の中、葬式ははじまった。
そこにやってくるアホゴリラ（妹の旦那）
うそでも嬉しそうにせねばなるまい。
アホゴリラは旦那に近づくと、お悔やみを言おうとした。
「この度は・・・突然で・・・大変で・・」
「あ・・きていただいて、ありがとうございます。」と旦那。
「ま、うちはね、その点。
父も母も、まだ元気なんでね。へっ！」そういうと、アホゴリラは会場に入って行った。
お悔みってねぇし。ただの自慢だし。。
この話を、傍にいなかった妹にしたら
「・・・・わかってくれる？？そんな事ばっかりなんでぇ。
ホンマ、あほやわ。。。」とためいきをついていた。
あの言葉のなにがいけないか、親が死んだことがある人でなければわかるまい。
それにしてもだな。
やっと私を叱りつける羲両親が消えたと思ったら
そのＤＮＡを完全に受け継いだ羲姉が、ぶんぶん言ってるぜ。
お金も手もださないけれど、口は出すのね。。。。
ま、離婚すれば、おさらばだ。
