小1の時、母親と一緒じゃないと登校しなかったタキちゃんも早、高3生。
AO入試で、合格通知をもらった。
ま、レベルはたいした事ない大学で
スベるワケないじゃんと他人は言うが
本人達にすれば、それはやはり心臓バクバクなワケで…、実にめでたい。
タキちゃん、一族の中では初の大学生だ。
「大学にいかせてやりたい。」という妹に対し、
「アホか。大学なんていかんでもエエんや。あいつに教育(大金かける)なんてもったいない。」というゴリラ。
がんとして就職させようとするゴリラに困った妹は、爺さん婆さんから説得してもらおうと思った。
ところがぎっちょんキリギリス。
「女の子はな、大学なんて行く必要ない。
どうしても学校に行きたいんなら、看護学校にいきなさい。
さっちゃんのように」と、こちらも反対。
さっちゃんとは、ゴリラの妹。
医者と結婚した、あの家のホープ。
なんでも「さっちゃん」だ。
ま、それはいいとして。
さっそく入学金を振り込もうとして、妹は驚いた。
通帳の残高が、ずど~んと減っているのだ。
はァ~?
犯人はゴリラ。
妹がタキちゃんの入学金にと
少しづつ貯めていた金を、株につぎこんだという。
はァ~??
これをきいてキレなきゃ温さんじゃないね。
以前にも株で儲けたことがあるらしく
わざわざ入学金が必要な時期につぎこんだらしい。
入学金は無事払えたそうだが、
私のイカリはおさまらない。
大体さ~株なんて、シロウトが手ェ出していいものなの?
中学の社会科の先生が
「株なんてもんは、せんほうがええ。
お金が有り余っている人だけがするもんや。」って、ゆうてたけど?
お前は有り余る程、金持ってんのか?
じゃあ妹の18年乗ってるワゴンR、そろそろ買い替えてやったらどうや?
あ~!!!
でも別れないんだから、いいトコがあるのね、きっと。