BOW

予約に出遅れた私は、三月三日、当日販売15台を狙って開店の2時間前にはスタンバッてた。
私より10歳は若いママが先に2人きていて
ゲームの話をしながら待っていた。

2人共自分はやらないが子供と亭主のために
開店前に並んだという。

へ〜

私は2人に語ったね、ゼルダの伝説への愛を。
格闘の歴史を。
素晴らしさを。

もうこれから永遠に会わない相手だから
遠慮なくたっぷり熱く語ったさ。

ははは

無事発売日当日手にした任天堂スィッチ。
コンパクトで簡単でステキなハード。

ホーム画面もわかりやすい。

タイトルのBOWとはなんのことかご存知？
ゼルダ最新作の略。
ブレスオブザワイルド。

これがあなた、本当に広い。
うちの町と同じくらいに感じる量。
今回初めて登場した試練の祠など
ゲームの流れが今までと全く違う。

変にリアル。

動物を狩り料理して食べる。（モーハンか）
武器が壊れる。
魔物を倒してもハートもルピーもでない。

そりゃさ、ダンジョンに入り一番最初の宝箱でマップ、次にコンパスが宝箱から出てくるなんて
どんだけ親切な敵なんだよ！て
ツッコミ入れてたけどさ。

ダンジョンの景色が楽しみだったのになー。

というワケで、平均して3週間でクリアしていたゲームだが、今まだ半分くらいの進行度。
ゴールは遠い。

今作が一番とは思わないが、スカイウォードソードとはどっこいかな？
長くは遊べるだろう。

今作をはじめてから、町の景色がBOWに重なる。
鉄塔や山からパラセールで飛び降りる姿を妄想してしまう。

幸せ。

カクテイ申告

その日の夕方、電話あり。
売買契約書はないが、金額を証明できる書類が見つかったとのことだった。

郵送してくれるとのことだったが、
私の方から菓子折り持って会社を訪ねることにした。

応接室に通された。
「農村のお年寄り」モチーフの人形が三体も飾られていた。
これって買えるのか？？

どこかの招き猫だらけの事務所とは、品が違うね。

やがて会長登場。

父を四国に引っ張ってきた人だ。
当時は若社長だったが。
今は会長。
ロマンスグレーだねー。

とうに忘れただろう父のことを技術的に素晴らしいモノを持っていた人だったとほめてくれた。

泣くよねーそんなコト言われたらモチロン泣くよねー。

昨日電話した時もまず、両親が元気かときいてくれた。

なんかあったかい会社だなー。
昭和の思い出、なんか暖まるなー。

ひとしきり昔話をして、最後に

「あなた、お子様は？」ときかれた。

きかれたら答えなきゃね。
実は会長、河童が勤める医療機関に定期的に通ってきてる。
会長の予約をとるのが河童姫。

1年くらい前に河童が突然この会長のことを話しはじめた。

会社の名前を出し、知っているかと。
大きい会社らしいと。
カッコいいオジ様なんだと。

偶然なんだけどね。

で、持っていった菓子折りより高価なチョコ、
多分バレンタインデーの余りモノ（賞味期限ギリギリ）をお土産にもらった。

確定申告や人間ドックの再検査とか
ストレスのたまることがいくつも重なって気が滅入っていたが、無事解決。

解決すれば苦しかったことをすぐ忘れる。

私ア、なんなんだろうね。

とりあえず今年が最後という気持ちで
やりたい放題生きてやろう！と思う。

やりたいコトは片っ端からやってやる。

追記 この書類が見つからなかったら、税金は2倍になったという。マジか。

カクテイ申告

昨年実家が売れた。
売れたら確定申告をせねばならない。

気楽〜に税務署に行った。
売買した契約書、領収書があれば楽勝だろうと思ってた。

ところがぎっちょんキリギリス。

父が実家を手に入れた時の購入代金がわからなければいけないらしい。

はァ〜？！
40年以上も前なんですけど？？

ないよ、契約書なんか。
わかるわけないやん40年もたってるんやで。
文書て40年も保管しなきゃならないんだっけ？？

とにかく調べてきて下さい、と帰された。


妹に連絡してみた。
なにせ妹と権利は二分の一づつなので
妹と同じ金額にせねばならない。

どうしよう‥と、妹に言ってみた。
でもなんの解決策もないのな。

で、思い出したのが母の話。

九州からヘッドハンティングされた父のために
会社が用意してくれた新築一戸建て、それが実家。
社宅だったが、その後、買い取ったらしい。

ならばその会社に売買契約書が保管してあるかも？？
でも40年以上前だしな‥。
その後10年ほどで父は退社した。

でもなー思いついたことはやっとかないと後悔するしなー。

で、ダメ元で父のかつての勤務先にメールを書いてみた。
その後、いたずらと間違われても困るので、電話もしてみた。

何から言えばいいかわからないが、とにかく自己紹介からはじめてみた。

「私は40年以上前、そちらで勤務していたアランドロンの娘です。」

言うワケないやん、アランドロンて。
そこはモチロン本名を。

「40年も前の契約書はありません。」

「そうですよねー。
ホントに厚かましいお願いで申し訳ありません。」

ま、それが普通。

「お父様のお名前、私、おぼえてます。
私は入社した直後でしたが、おぼえてます。」

ホンマか嘘か知らんけど、おぼえてはるみたい。

「ありがとうございます。」

当時の話をいろいろした。


ホントにこんな図々しい電話なのに
入社40年以上というその女性は
優しく事情を聞いてくれた。

「じゃあ、探してみます。」とまで、言ってくれた。

つづく

魔性の女、いつまで

おぼえておいでだろうか？
宝物の初カノ。

今度結婚するらしい。
なんで宝物がそんなことを知ってるんだろう
と思っていたら、ナント
お式に呼ばれたそうな。

へー交流があったんだー

と思ったら、交流はなかったんだと。
いきなり電話がかかってきたんだと。


じゃあ小学校の同級生がグループで呼ばれたのね？

と思ったら、宝物だけだと。


え〜っと、ドーユーこと？？

「私の初カレでーす！」て紹介されんのか？

いやいやそれはYちゃんの恥にはなっても、
得にはなんないよ。

今、彼は生後1番のブサイク期だから。

第一さ、お祝いどうするの？
私の財布から？？

やだよォ〜
あぉ〜ん！！