今日は男性が面接にきた。
がば忙しかったので、面接にきた人を観察する余裕はなかったが
聞くだけで十分な人だった。
彼はひとつの質問にこたえるのに
平均1分かかる。
「あ~それはですねぇ。。。。」ではじまり
あいまいな答えをして、たっぷり1分。
「で、今はどこか仕事に行ってるの?」
これに対する答えが・・
「あ~それはですねぇ。
仕事?仕事ぉ・・・・・・
ま、派遣に登録しているんですけどぉ。
行ってるってゆうか・・
電話がきて頼まれたら手伝うというかぁ
そ、それはですねぇ。
行ってる?」
てな具合だ。
「君、兄弟は?」
こんなこと聞く社長も社長だが・・
「あ~それはですねぇ。。。
兄弟?兄弟はですねぇ・・・・
兄弟はいないですねぇ。。。」
「じゃあ、ひとりっこ?」
「あ~それはですねぇ。
ひとりっこ?あぁぁぁぁはいそうですねぇ。」
彼には何をきいても、こんな風に長くかかるが
ひとつだけはっきりこたえるキーワードがある。
それは「両親」だ。
「ボクの親はしっかりしてないんで。」
こちらからききもしないのに、彼はこの言葉を2回も使った。
親がしっかりしてないだとぉ?
てめぇ、何、いってやがんだ。
彼の話にいい加減、むかついていた社長が
「君もしっかりせないかんな。
29やろ。もっとしっかりせな。」
「あ~それはですねぇ。
29? そ、そう。そうですねぇ。」
だが、彼は採用された。
どうせ続かないだろうが、その場しのぎだ。
いいんだ、それで。
たった一日でも、他のメンバーが重たい荷物を運ばずにすむ。
彼が帰ってゆく姿を二階からみていた。
ちょうど12時になり、社員が昼休みに出てきた。
みんなにジロジロ見られるのに
彼はなかなか車に乗らなかった。
おどおどしながら、車の横にたっていた。
社員の波がとぎれると、やっと車に乗り込み
にたぁ~と笑ったのである。
きしょ~!!!!!!
彼が社長にクビを言い渡されて
刃物を持って暴れるシーンが浮かんだ。
こえぇ。
「病気だな。」
社長がつぶやいた。
そんなの雇うなよ、バカ野郎(涙)
がば忙しかったので、面接にきた人を観察する余裕はなかったが
聞くだけで十分な人だった。
彼はひとつの質問にこたえるのに
平均1分かかる。
「あ~それはですねぇ。。。。」ではじまり
あいまいな答えをして、たっぷり1分。
「で、今はどこか仕事に行ってるの?」
これに対する答えが・・
「あ~それはですねぇ。
仕事?仕事ぉ・・・・・・
ま、派遣に登録しているんですけどぉ。
行ってるってゆうか・・
電話がきて頼まれたら手伝うというかぁ
そ、それはですねぇ。
行ってる?」
てな具合だ。
「君、兄弟は?」
こんなこと聞く社長も社長だが・・
「あ~それはですねぇ。。。
兄弟?兄弟はですねぇ・・・・
兄弟はいないですねぇ。。。」
「じゃあ、ひとりっこ?」
「あ~それはですねぇ。
ひとりっこ?あぁぁぁぁはいそうですねぇ。」
彼には何をきいても、こんな風に長くかかるが
ひとつだけはっきりこたえるキーワードがある。
それは「両親」だ。
「ボクの親はしっかりしてないんで。」
こちらからききもしないのに、彼はこの言葉を2回も使った。
親がしっかりしてないだとぉ?
てめぇ、何、いってやがんだ。
彼の話にいい加減、むかついていた社長が
「君もしっかりせないかんな。
29やろ。もっとしっかりせな。」
「あ~それはですねぇ。
29? そ、そう。そうですねぇ。」
だが、彼は採用された。
どうせ続かないだろうが、その場しのぎだ。
いいんだ、それで。
たった一日でも、他のメンバーが重たい荷物を運ばずにすむ。
彼が帰ってゆく姿を二階からみていた。
ちょうど12時になり、社員が昼休みに出てきた。
みんなにジロジロ見られるのに
彼はなかなか車に乗らなかった。
おどおどしながら、車の横にたっていた。
社員の波がとぎれると、やっと車に乗り込み
にたぁ~と笑ったのである。
きしょ~!!!!!!
彼が社長にクビを言い渡されて
刃物を持って暴れるシーンが浮かんだ。
こえぇ。
「病気だな。」
社長がつぶやいた。
そんなの雇うなよ、バカ野郎(涙)