河童姫がオープンキャンパスにいった。
ひとりで新幹線に乗って行き
切符をかって、帰ってこれた。
がははははは
お前は5才か。できて当たり前じゃ。
学校が凄く気に入ったらしく
そこに入れたような気でいる。
実は心配で
自分がこんな情けない子に育てといて
いきなり突き放すのも可哀想かなと思って
岡山まではついて行ったんだけどね。
ふたりとも、ひとことも喋らず
列車に乗っていた。
新幹線の乗り口前。
自動改札を前に河童姫がフリーズ。
「2枚一度に入れろって放送してたよ。」
「え?私、通ったことないよ、自動改札。」
「はい、大丈夫大丈夫。いったいった!」
おそるおそる切符を入れ
無事通りぬけた所でふりかえり
はじめて河童姫は笑顔をみせた。
しばらくしてメールが届く。
「今、新幹線にのりました。」
「それは良かった。人にものを尋ねる時は掘北まきを演じてください。
学校に入ったら、くつはまともにはくように。」と返信。
あとできけば、実は最初の新幹線からつまづいたとのこと。
「だって東京行きって書いてあるんだもん。
乗っていいか迷ったよ。」
・・・・・・・・・。
おわかりになるだろうか。
彼女はたとえば神戸に行くのに
東京行きと書いてあったら、乗れないのだ。
上りも下りもわかんないのだ。
ま、無事帰ってきたから、良しとしよう。
これでやっと君は、普通の高3だ。
ひとりで新幹線に乗って行き
切符をかって、帰ってこれた。
がははははは
お前は5才か。できて当たり前じゃ。
学校が凄く気に入ったらしく
そこに入れたような気でいる。
実は心配で
自分がこんな情けない子に育てといて
いきなり突き放すのも可哀想かなと思って
岡山まではついて行ったんだけどね。
ふたりとも、ひとことも喋らず
列車に乗っていた。
新幹線の乗り口前。
自動改札を前に河童姫がフリーズ。
「2枚一度に入れろって放送してたよ。」
「え?私、通ったことないよ、自動改札。」
「はい、大丈夫大丈夫。いったいった!」
おそるおそる切符を入れ
無事通りぬけた所でふりかえり
はじめて河童姫は笑顔をみせた。
しばらくしてメールが届く。
「今、新幹線にのりました。」
「それは良かった。人にものを尋ねる時は掘北まきを演じてください。
学校に入ったら、くつはまともにはくように。」と返信。
あとできけば、実は最初の新幹線からつまづいたとのこと。
「だって東京行きって書いてあるんだもん。
乗っていいか迷ったよ。」
・・・・・・・・・。
おわかりになるだろうか。
彼女はたとえば神戸に行くのに
東京行きと書いてあったら、乗れないのだ。
上りも下りもわかんないのだ。
ま、無事帰ってきたから、良しとしよう。
これでやっと君は、普通の高3だ。
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