1923年9月1日、関東地方を襲ったM7.9の関東地震は未曾有の大災害をもたらした。今年で90年の節目となる関東大震災は、東京、横浜を中心に10万人を超える死者・行方不明者を出した。当時の記録によると本震の後にM7クラスが2回合計3回の揺れに見舞われ、台風が去った後による強風下、昼直前の火を使う店や家庭から出火、火は火災旋風となって東京、横浜を焼き尽くした。
東日本大震災から2年が経過し、今日本の地震活動は劇的に活発となっており、いつどこで予想外の大地震や大噴火が起こるかわからない状況となっている。東日本大震災で尊い命が失われ、今なお避難生活を送る多くの人々がいる状況は他人ごとではない。東日本大震災が発生する1年前、NHKスペシャルで放映されたMEGAQUAKEの大津波のシミュレーションは他人ごとのように見ていた記憶がある。東日本ではありえないであろうと・・・。その1年後に見た東日本を襲う大津波のテレビ映像に言葉を失った。
地震は津波をもたらし、火災をもたらし、時には火山の噴火に連動する。阪神・淡路大震災では地震の揺れによる建物倒壊、火災により多くが犠牲者となった。関東大震災では揺れ、火災、津波が生じた。東日本大震災でも揺れによる倒壊、液状化や火災、特に大津波による被害が甚大だった。
これらの教訓を忘れず、次の地震に備える。常に考え準備することができないではいられない。
久々に宏観現象。個人的には要警戒。
NHK番組