地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

住宅倒壊・耐震化の現状

2009-04-25 | 地震リスク

「地域目標」兵庫未策定 東南海など地震防災戦略(神戸新聞) - goo ニュース

国の地震防災戦略では被害想定を半減する目標を掲げている。現状は耐震化が進んでいない状況であるが、各都道府県での想定される大地震、住宅被害件数、耐震化の状況についてどうなのか。これを取りまとめたレポートがニッセイ基礎研究所から発表された。

<ニッセイ基礎研究所 住宅耐震化の促進に向けて 都道府県耐震改修促進計画の比較を基に>

http://www.nli-research.co.jp/report/report/2009/02/repo0902-4.pdf


衝撃 豚インフルエンザ 人感染

2009-04-25 | 環境
米豚インフルウイルス 人→人感染と断定(産経新聞) - goo ニュース

衝撃的なニュースが飛び込んできた。米国で人に感染する新型インフルエンザが発症した。WHOによるとすでにメキシコでは人への感染で60人が死亡したとのことだ。

日本でも新型インフルエンザ対策が急務であるが、このニュースは大きな衝撃となることだろう。

静岡県南西部で地震?

2009-04-19 | 地震リスク

18日から19日にかけてM4クラスの地震が紀伊半島南東沖(静岡県南西部)で連続して発生している。

震源の深さは360kmとかなり深く、揺れは震度1以下のようであるが、緊急地震速報は正確にキャッチされている。

<名古屋大学地震火山・防災研究センター 最近24時間地震活動>

http://www.seis.nagoya-u.ac.jp/

http://ngypub.seis.nagoya-u.ac.jp/harvest/eqmap/datMAP1.html

 


地震の経済被害

2009-04-18 | 地震リスク

各都道府県で公表している地震被害想定には県内経済被害額を算出している場合がある。

今話題の千葉県では、2008年6月に発表した地震被害想定で最大の被害と予想される東京湾北部地震の被害額を約9兆8千億円としている。その殆どは建物被害で約9兆2千億円、その他はライフライン、交通施設被害である。

<千葉県 地震被害想定結果>

http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/a_bousai/jishin/higaisouteikekka2.html

 

広島県では、2007年6月に発表した資料によると、東南海・南海地震の経済被害よりも大きく上回る被害を五日市断層による地震としており、その被害額は約5兆2千億円と見積もっている。広島市だけでは約3兆4千億円と甚大な被害だ。

<広島県 地震被害想定結果>

http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1181640340970/index.html

 

山口県では、大竹断層による経済被害額を最大としており約3兆5千億円としている(2008年6月)。

<山口県 地震被害想定結果>

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a10900/bousai/soutei.html


週間地震 日向灘

2009-04-12 | 地震リスク

先週は、宮崎県日向灘で地震が発生し最大震度4を記録した。陸のプレートとフィリピン海プレートの境界で起きた地震だ。

<気象庁 週間地震・火山概況>

http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/gaikyo/weekly20090410_15.pdf

政府の地震調査研究推進本部が公表した平成16年の評価文によると、日向灘で発生する地震は、九州が載っている陸のプレートの下へ太平洋側からフィリピン海プートが沈みこむことに伴い、主に、これら二つのプレートの境界面が破壊することによって大きな地震が発生する(「プレート間地震」)とされる。

さらに、この地域では将来的にM7.6前後の大地震が発生する可能性があり、また、ひとまわり小さいM7.1前後の地震によっても被害を生じる可能性もあるとのことだ。

M7.6前後の大地震が発生する確率は今後10年以内で5%程度、30年以内で10%であるが、M7.1前後の地震の発生確率では今後10年以内では30%~40%、30年以内で70%~80%と非常に高い確率だ。

M7.6前後の大地震の平均発生間隔は約200年、M7.1前後の地震の平均発生間隔は約20年~27年とされる。

宮崎県の被害想定では、建物被害は最大2万2千棟が倒壊、1万6千棟が焼失、人的被害では死者914人、重傷者1,779人と想定している。

<地震調査研究推進本部 日向灘および南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価について>

http://www.jishin.go.jp/main/chousa/04feb_hyuganada/index.html

<宮崎県 宮崎県地域防災計画 (第1巻)(平成20年度)>

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/bousai/bousai_keikaku_h20_1-0201.pdf