
早起きした妻はもちごめを蒸篭で蒸し上げて私の起床を待っている。正月準備の餅つき。今年は4臼分プラスアルファ。亡き父のようにも,亡き母のようにも上手く杵の上下、餅の手返しができない(覚束ない)夫婦で餅を搗く。
餅つきの一番えらい(しんどい)のは蒸篭からあけた色の付いていない赤飯状のもち米を、”コツキ=小搗き”して餅に一歩手前の米塊にすること。杵を小刻みに上下左右して、で蒸しあがった米粒をブツブツした集合体に仕上げること。これをせず、いきなり蒸し米に杵を落とすと米粒が四散してとても餅つきにならない。そこで、父母の時代から(よそ様からの知恵により)電動餅つき機を購入してコツキだけはこの機械に任している。洗濯機のように回転プロペラが蒸し米をねばねばした塊に仕上げてくれるので、間髪を入れずに石臼に移し杵をふるって餅に仕上げる。自動機に任せすぎると本当の餅になってしまい、いわゆる腰のない・歯ごたえのない餅にしてしまう。
今年の一臼目、蒸し過ぎたコメは適度な粘りを失い、やや歯ごたえのない餅にしあがった・・・父母、祖母は洟垂れ餅と言いましたわな~5臼も搗くとああぁ、疲れた
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