『建物が狂う原因の一つが、木の暴れを無視した使用法にある!』
ある、馬鹿クレーマーが、我々にどうしても来てくれと言うので、行って来ました!
そのクレーマーは、こんな事を言って来ました。
『建物の柱を傾斜計で計測したら傾いている!』
『床の不陸も酷いものだ!』
そこで、実際に家を検査して見ると…
『あれあれ、大した事ないです!』
確かに、柱の下部と上部で、寸法にして『約2ミリほど』の狂いはありました。
『こんなの欠陥でありません!』
床が平坦でないと騒ぐ件に付いても、合板の継ぎ目が、『約0.5ミリほど』段差が
あるだけでした。
こんなので、この建物は、欠陥だから、建て替えろとか、賠償しろと言うのです!
『如何にクレイマーが大馬鹿かが、良く分かる出来事です!』
『誰だって、こんな馬鹿を相手にするのは、ご免被りたいです!』
実は、この程度の『材木の狂い』が出るのは、当たり前の事です。
むしろ、この家の場合は、『非常に優秀な出来』です!
材木というのは、『どんなに乾燥させても暴れます!』
『暴れない材木なんて無いです!』
材木は、生きた材料なので、空気中の湿度を吸ったり吐いたりします。
『その時に、曲がったり、ねじれたりします!』
この、暴れる事で、家がバランスを崩さない様に…
『山の南の木は、南の部屋に使い、山の北の木は、北の部屋に使った!』
訳です。
山の北側に植わって居た木は、曲がって、ひねくれています!
『きっと、クレイマーも日当りの悪い環境で育って、精神が曲がったのでしょう!』