駅まで約2キロを歩いて戻ります。
いやあ今日は本当に
きれいな景色を見させてもらいました。
時計を見ながら頑張って歩き、
駅に着くと同時に電車がやってきました。
グッドタイミングです。
いつでも、どこまででも乗れるという
お気楽感満載の18切符なんですが、
そんな切符に効率よく
乗ろうとしているのも変な感覚です。
今回乗る電車はひと駅のみ。
あっという間に木之本到着です。
あの余呉湖の食堂の人が言ってたねえ。
木之本にあるお店は「地蔵院」だって。
では駅前からそちらを目指して
進んでいきましょう。
このあたりの雪はさほど深くはないですね。
歩道の端っこに少し雪が残っている感じです。
駅前を南に向いて歩いて行くと
左側にメインの通りが出てきます。
この道の突き当りが「木之本札ノ辻」です。
大事なことを札に書いて
掲示しておく場所ですねえ。
そしてその前が地蔵院です。
ここにはあとで参りましょう。
とりあえず、すこし話題になっていた
「サラダパン」のお店に行きましょう。
ここです。
入り口にピンクの狸が立っています。
中に入ってみると、ウワー、
なんともう売り切れです。
「もう年末なんで全部売れてしまいました」
とのことです。残念ですねえ。
でもまあせっかくここまで来たんです。
お土産に「ラスク」を買って帰りました。
では地蔵院にお参りです。
地元の地蔵講の代表として
拝んでおきましょう。
途中に銅像もあり、その足元には
大量のカエルが置かれています。
大事な人が帰ってくるように。
自分もちゃんと故郷に帰ってくるように。
使ったお金が帰ってくるように。
元気な体がかえってくるように。
とまあいろんな思いが込められて
いるんでしょうねえ。
ちょっとしたパワースポットでした。
この地蔵院の近くには
古いお店なんかも並んでいましたねえ。
ここは薬屋さん。
そしてこの酒屋は元庄屋のおうちです。
さすがに北国街道沿いの道ですねえ。
しばらく街道を歩いてみましょう。
この街道で有名なのは、
牛馬の販売です。
あの山内一豊の妻が蓄えてあった金で、
ここで馬を買いそれで夫が
出世していったという話が残っています。
ここがそんな牛馬市の後です。
そしてこれが長浜市の
旧木之本町のマンホールです。
地元の花こぶしと川の流れを
意識したものです。
真ん中にあるのが町標で、
七本槍を意識して作ったものだそうです。
六本ですけどね。
とまあそんな具合に古い街道を歩きつつ、
駅まで戻ってきました。
さあではここでこの先で
彦根によるか安土によるかとも考えたのですが、
今日はもうたっぷり18切符を
満喫しましたね。
このまま大阪まで帰って、
今年最後の忘年会を催しましょう。
という事で新快速に乗り、
ちゃんと座れた四人掛けの席で
居眠りをしたりしながら
大阪までまっしぐらでした。
環状線に乗り、天王寺の
豆腐のおいしい居酒屋で一杯のみです。
いいですよ午後7時までは、
アルコール類半額です。
「18切符ばんざーい」といいながら
乾杯をかわし、いい年迎えてください。
来年もよろしく。
春にはまた18切符で旅行しましょう
と盛り上がりながら、
雪の余呉湖旅を終えた三人だったのでした。