大阪ではボチボチ天神祭を迎えます。
今年も7月24日の宵宮祭、
25日の陸渡御、船渡御と
暑い夏に様々な祭りのシーンが繰り広げられます。
言わずと知れた、
今年、小説とドラマ「銀二貫」で
すっかりdoironのおなじみとなった
「天満の天神さん」の祭りです。
その天満の天神さんでおなじみの
「大阪天満宮」あたりから
天神橋7丁目まで一直線に続く
日本一長い商店街である
天神橋筋商店街を歩いてきました。
ここはアーケードもあり雨の心配はいらないし、
夏盛りとはいっても各店から漂い出てくる
冷房の空気もあるから、ありがたい散歩道なのです。
全長は約2.6kmで、
枝道にも並ぶ商店街を入れれば
かなりの距離にいろんな店舗が建ち並ぶ
大阪商人の故郷ともいうべき商店街群です。
そんな商店街に出かけた時は
おりしも天神祭りを間近に控えて、
どことなくそわそわした感じの漂う
7月中ごろでした。
おりたった駅は、JR環状線の「天満駅」。
ここから一旦北に向かい、
商店街の途切れたところから、
南下するようなコースを設定しました。
天満の駅を北に降りると、
もう、いきなり気を引く商店街の入り口が
いくつか口を開けています。
「穴場」てどんなとこかなあ。
「肉バカ研究所」にも興味あるなあ。
とまあ、いろいろ迷いどころですが
やっぱり、最初に決めたとおり
一旦北の天六東通商店街に向かいましょう。
それにしても、なんか昔懐かしい商店街ですねえ。
ダシを取ったジャコが店の前に干されています。
猫の餌食にならんのかねえ。
お~っと、カラアゲ屋さんもユニークなネーミングです。
こういう一風変わったネーミングは
このあとも随所で見かけました。
例えば・・・
こんなお店はずいぶんムズムズするネーミングですな。
「閣」ですよ「掻く」ではありません。
これはとっても手前味噌なお店です。
ここでは、悲しみを抱えて行っても
お店の人があやしてくれるんでしょうか。
期待度大ですねえ。
こ、これは「-」が一文字足りないんとちゃいますか。
とまあ、そんな突っ込みたくなる名前のお店が
いくつも並んでいる商店街でした。
天満の駅から
一旦北に向かうこの商店街を通ってきた目的の一つに、
「沖向地蔵尊」への訪問がありました。
このあたりは昔は湿地が広がっていて、
それを「埋め」て田にしたのが「梅田」、
このあたりは天満葭原(よしはら)
と呼ばれていたそうです。
すぐ近くまで海が迫り、
そこに行基様が作った
大阪七墓のひとつがあり、
そこに祀られたのが、
この「沖向地蔵尊」です。
西の海に向かって立っていたそうですが、
今、地蔵さんの目から見た景色はこんな感じ。
う~ん、見通し悪いことこの上ありません。
当時の地形や様子をうかがわせる
タイムカプセルのような名前を持った地蔵尊でした。
天神橋6東の交差点に出たら、
「大阪暮らしの今昔館」が目につきます。
ここには、江戸時代の街並みが再現され、
ガイダンスはあの人間国宝である桂米朝師匠だそうです。
その米朝が昔にラジオで演じた
「地獄八景亡者の戯れ」の音源を持っています。
あれは名作ですね。
一度死んでみたくなります
(死んだけど・・)
しかしその日は商店街見物と決めていたので
そこに入りたい気持ちを抑えて、
横目に見るだけで、さあ、ここから一直線に南下です。
交差点の先からみたアーケードの入り口がこれ。
地面にはこんなプレートが埋め込まれています。
10(テン)と6(ロク)で「天六」です。
ほのかに渋谷「109」への対抗心を感じます。
平日の昼にもかかわらず、
商店街は多くの人で賑わっておりました。
その賑やかさに花を添えていたのが、
何本も建ち並んでいる
「天神祭ギャルみこし」の旗でした。
それは一体・・・続く。
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