また、中東が不穏なことになっている。もうこうした不毛の争いは80年も続いている。第二次世界大戦の最中、ヨーロッパとアメリカが中華にユダヤの国イスラエルを作ると決定したことに端を発している。歴史やそこに暮らす人たちを無視したこの決定のせいで、民族間の不満の応酬がほぼ恒久化してしまった。
イスラエルの地にたくさんのアラブ人が住んでおり、理不尽にもアメリカやヨーロッパの身勝手な、無責任な動きによって、住みなれた土地から追い出され、生活の糧を奪われたのだ。
もう80年も経ってしまっていて、俄かに解決策なんて見えて来ないだろうが、先ずは、アメリカやヨーロッパが先に為した失敗を認め、アラブ諸国に謝罪し、自らのエゴを排して、アラブ諸国の意見に心を傾け、安全な、安定した国家が生まれて来るように、地道に見守ることが大切だと思う。
個人としては、戦争を心から喜ぶ人なんていないと思うが、利益追求する企業の中には、自らの利益追求のため、戦争を歓迎し、当事者を煽って、戦争に駆り立て、大儲けを画策する者がいる。こんな人や企業を許していていいものだろうか?