最近は、妻の介護しているか、家事をやっているか、そういった生活が中心だ。妻と二人だけの生活はストレスが溜まることも多い。もともと仲良し夫婦などというものではなく、私が仕事を辞める前の14年くらいは、互いに仕事中心の生活を送っていた。それも、遠く離れた単身赴任の生活だった。だから、衝突する機会もほとんどなく、離婚するまでには至らなかったというわけだ。ところが再び一緒に生活するようになると、一緒にいること自体がストレス、自由に勝手に過ごしたいというのが本音だ。まあ、そうは言っても、それだけではないから、こうして一緒に居るわけだけれどもね。
こちらに戻って、最初の頃はまだ自分の時間が持てていたし、出かけることも比較的気軽にできていた。しかし、妻の病状が進み、介助する部分が増えるのに反比例して、私の自由に動ける時間は減っていき、今では、外出できる時間は最大でも2時間くらいにまで減ってしまった。テニスサークルはやめざるを得なくなり、今残っているのは、ドイツ語教室とジムでの卓球とテニスになってしまった。
ドイツ語教室は、ボケ防止のために、ということで始めたもの。もうかれこれ3年を経過している。ドイツ語が上達したか?いやいや、根っからの怠け者につき、あまり上達はしていない。午前10時から12時までの2時間だが、最近では、「少し早く帰ってきて!」と妻から言われ、後片付けをせずに帰ったり、途中で抜けてきたりということも増えてきた。
ジムでのテニスと卓球は、特にメンバーが決まっているというものではなく、ジムに来ている人のうちで、好きな人が集まってきてやるという程度のもの。私にとって行きやすいのは、とにかく近いこと。徒歩で5分もあればジムに到着できる。最近では、更に時短を狙って、自転車で行くようにしている。
ジムで良く一緒にテニスをやっている人は、私よりも10歳年長の人を筆頭に、定年退職後の人、主婦、それと若い男性が一人。この若い男性は、得体が不明、不動産業をしているらしいのだが、いつ仕事をしているのだろうと思うくらいだ。まあ、下手な横好きの集まりといったところでしょうか?
卓球は、最近メンバーが減ってしまって、4人くらいになってしまった。だれしも年齢には勝てない部分があり、腰が痛いとか行ってあまり来なくなってしまった人が何人かいた。卓球については、上達の跡が分かるので、結構熱心にやっていると自覚しているが、外から見たらどうなのか、怪しい限りだ。
まあ、そんなこんなで、ストレスを発散しつつ、何とか平常心を保っているというのが現状だ。これさえも、なくなってしまったら、それこそ、どこまでできるか全く自信がない。だから、短時間でも参加したいと思っているところだ。