韓国のドラマや映画を良く観る。最初は字幕を読むのに疲れたが、最近では、苦なく会話が伝わって来るようになった。だから、頭の中で声として聞こえているのかと錯覚する。韓国語は全く分からないのだが、話ぶりや声の調子から、字幕の文字に感情、情感まで載っているように思う。
字幕を付ける人のいわゆる職人技なのでしょう。それに、漢字かな混じりというのもとても大きく影響していると思う。
ちなみに、ドイツの放送でも、選択すればドイツ語で字幕を付けて見ることが出来る。しかし、会話そのまま全て字幕になっている。私の読解速度が遅いせいのあるのだろうが、読んで理解することに精力を使い果たし、ドラマ自体を楽しむことができない。仮に、韓国のドラマも、字幕が全て平仮名で、会話そのまま全て書かれていたら、読み切って、ドラマを楽しめるかというと、それは無理だろうと思う。
漢字が入っていると、瞬間的に意味が伝わって来る。日本語の素晴らしさを改めて認識した次第だ。英語もドイツ語もフランス語も、その他ほとんどの言葉は頭の中で音声化しないと意味が伝わって来ない。字幕を付けても、それを追いきれない。
日本の字幕を付ける職人技をAIに覚えさせたらどうか?