年を取るにつけ、体のいろんな部分にガタが来てるのを実感してます。
特に筋肉や肌の張りなんかの衰えは、それはもうアップに耐えられない(だれも撮らんけど・・)くらい。
栄枯盛衰世の習い、国破れて山河あり・・の心境でございます。
まあ、こんな言葉を例えに出している時点でどうなのかと思いますが・・。
反射神経や動きの感覚も鈍っているようで、最近、良く手足の先っぽをテーブルやドアの端にぶつけるんですね。
「痛っ!」と叫んでしばらくはフウフウして耐えるのですが、数日経っと紫色に内出血した部分を見て「どうしたんだろう?」とドキッとする事があります。
さて、今回は老化とは直接関係ないと思うのですが、手首にできた「コブ」の話です。
1ヵ月くらい前、何気に触った左手首の内側に固いしこりがあるのに気づきました。
手を動かしてもどうもないのですが、ギュッと押してみると鈍い痛みがある。
グリグリと動く感じも無く、なんかそこの骨が腫れているような感じなんですね。
またどこかにぶつけたかなと思ってシップを張って様子を見ましたが、その後も小さくはならない。
そもそもぶつけたのなら少しくらいは青くなってるはずだけど膨れているだけ。
そうなるとやっぱり何か怪しい物が私の内部で突然発生して、ジワジワと悪の勢力を拡げようとしているのではないかと思うようになるわけです。
最近、あんたは病院務めかというくらい、いろいろと受診してます。
耳鼻科、消化器内科、呼吸器内科、歯科、そしていよいよ今度は整形外科です。
はじめて行く病院でしたが、新しくて綺麗だし、完全予約制で待ち時間が無かったのは助かりました。
両手首のレントゲン写真を角度を変えて何枚か撮られ、しばらく待って診察。
部屋に入ると若いドクターがすでにプリントした説明書を机の上に乗せてひとこと
「ガングリオンですね。」
え、ガ、ガンですと?
しかもグリオンなんて怪しい単語までくっついて・・と一瞬怯むオジサンでしたが・・
「悪いものではないです。原因は分かりませんがよくできる奴で心配は無いですね。中身はゼリー状のものなのでレントゲンには映りません。」
「あのぅ、このコブ取らなくても大丈夫ですか?」
「よっぽど大きくなって痛んだり、生活に支障が出るような時には取りますが、それまでは経過観察と言うことで・・。」で、終わり。
まあ一安心なのですが、これほどいろんな病院のお世話になる日が続くと、数年前に走ったあの鹿児島マラソンも幻だったように思えてくるオジサンなのでした。