明日は新年初めてのペン習字講座です。
いっぱい宿題があったのに例のごとく明日があるさで今日に至っております。
この講座を希望したのは自分で書いたボールペンの字が少しでも見られるような字になれば良いのかなと思ったからです。
昔々の話、妻と遠距離交際中に私が書いた手紙を向こうのお母さんに見られてしまい「こんな小学生みたいな字しか書けない人はあきらめなさい!」と言われたという聞くも涙、語るも涙の悲しいエピソードがあります。
字はともかくこの素晴らしい人柄のおかげで(?)、なんとか結婚できてしまったので残念ながらヘタクソ文字はそのままです。
習い始めたのは良いのですが「ペン習字」って「ペン字の講座」とばかり思って受講したのに、私にとっては恐れ多くて50年間触ったこともない「毛筆」を使う「筆文字」も習うということさえ知りませんでした。
笑わないでくださいね、もうひとりの男性受講生も同じことを私に呟きましたから・・
さあ、宿題はいろいろあるのですが、いちばん苦戦しているのが「しおり」の作成です。
先生のお手本を横目に何度も何度も書いてみますが、細かったり、曲がっていたり、短かったり・・
清書用にもらった紙に書くときは逆に緊張して、最初の一筆で失敗することが多く、「あぁ~」と天を仰いで紙をクシャクシャに丸めるものだからついにはもらった紙が底をつき、慌てて文房具屋さんで似たような紙を買ってきました。
机の上の紙の山を見た妻が「ヘタクソだから習うんでしょ。先生と同じに書ける訳ないんだから今の自分が書けるだけで良いんじゃないの」と。
なんと素晴らしいお言葉。さすがに親の言葉に怯まずに遠い鹿児島までお嫁に来てくれただけのことはあります。
神さま、仏さま、奥さま・・
そう思って暮らしていれば、静かで穏やかな日々が続く・・はずであります。